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Attack Shark X68HEについて

Attack Shark 「X68HE」は、キー入力速度を飛躍的に高めることができる“ラピッドトリガー機能”に加え、Snaptap機能(後入力を優先させる機能)を搭載したゲーミングキーボード。
ラピッドトリガー機能は特にFPSゲームではPay to Winと言われるほどの効力を発揮します。咄嗟のキー入力速度を飛躍的に高めてくれるので、特にFPSゲームではPay to Winと言われるほどです。
FPSゲームならキャラクターコントロール全般(レレレ撃ち・ストッピング・ストレイフ)、“格闘ゲーム”の場合にはコマンド入力速度や咄嗟のインパクト返しやパリィの入力速度において非常に大きなメリットを生み出します。
Snaptap機能は二つのキーを同時押ししたときに、後から入力されたキー入力を優先する機能。
具体的なメリットを挙げると、FPS/TPSゲームで左右キーを素早く連打するレレレ撃ち(左右移動撃ち)をしたとき、絶対に棒立ち状態にならなくなります。
FPS/TPSゲームでは上と下・右と左といった移動キーを同時押しすると操作入力がOFFになる仕様です。
なので、「Apex Legends」や「Overwatch2」などの足を止めず動きながら撃ち合うゲームで多用するレレレ撃ちをする際、左右のキーが同時押し状態になってしまうと左右移動の切り返しタイミングでどうしても棒立ち状態になってしまいます。
ですが、Snaptap機能は移動キーが同時押し状態になってしまっても後から入力したキーを優先して入力してくれるので、自分のキャラクターが棒立ち状態になる可能性をゼロにしてくれます。
結論
今回レビューするAttack Shark「X68HE」は実売価格で約1万円(執筆時点で10,299円)。いわゆる低価格ラピッドトリガーキーボードにあたります。
しかし、現状ラピッドトリガー機能に加えてSnaptap機能の両方を搭載したものはゲーミングキーボード全体で見てもまだまだ限られており、価格に関係なく最新機能を搭載したゲーミングキーボードを探しているなら選択肢に入れて良いと思います。
また、安いキーボードはビルドクオリティが低かったり、打鍵感がイマイチなことが多いですが、このキーボードに関してはどちらも不足感の無い上質なクオリティに仕上がっています。
Attack Shark 「X68HE」は、「ラピッドトリガーを試してみたい」という方にも、「最新鋭のゲーミング機能を使えるキーボードが欲しい」という方にもおすすめできる非常にコストパフォーマンスが高いゲーミングキーボードです。
Attack Sharkとは

今回ご紹介する「X68HE」を販売しているメーカー「Attack Shark」ついて軽くご紹介を。
Attack Sharkは中国に本拠を構えるPC周辺機器メーカー。
ゲーミングマウスやキーボード、ヘッドセットなどのゲーミングデバイス全般を展開しています。
最大の持ち味は中国メーカーならではの高コストパフォーマンス。
最新ハイエンドセンサーを採用していながらミドルクラス価格のハイエンドゲーミングマウスや、60%や75%など幅広いサイズのキーボードなどを展開しています。
Attack Shark X68HEの基本スペック
メーカー | Attack Shark |
モデル名 | X68HE |
本体サイズ | ・全66キー(60%サイズ) ・寸法:幅:320×奥行き:115×高さ:30mm |
接続方式 | ・有線(USB-Type-C) |
重量 | ・実測値551g |
キースイッチ | ・磁気検知式スイッチ(OUTEMU社製) ・スイッチ特性:リニア ・キーストローク:3.4mm ・押下圧:45g±5g ・Snaptap機能対応 ・ラピッドトリガー精度:0.01mm(メーカー公称値) |
ラピッドトリガー機能 | ・アクシュエーションポイント:0.1mm~3.4mm ・精度:0.01mm(メーカー公称値) |
キーキャップ | ・PBTダブルショット製 |
ポーリングレート | ・8,000Hz |
ソフトウェア | ・あり(WEBドライバーにも対応) |
LEDライティング | ・あり |
付属アクセサリー | ・接続用USB-Type-Cケーブル ・キーキャップ/キースイッチ交換用ツール |
価格(執筆時点) | ・10,299円~ |
どんな方におすすめなのか
デザイン

本体デザインは全66キーの60%サイズ。キー配列は英語配列です。
カラーバリエーションは「ブラック」「ホワイト」の2色。

本体はプラスチック製のケースとなっています。表面コーティングは施されていないので、若干の安っぽさを感じます。

天板はアルミ製、基盤と天板の間にはPORON素材製(高密度ウレタン)クッションフォームが挟み込まれており、打鍵時の音の反響を抑える仕様になっています。
接続端子


接続はUSB-Type-Cの有線接続。ケース正面左側に接続用端子が設けられています。WindowsとMacOS用での切り替えスイッチもあるため、Macユーザーでも使える仕様です。
裏面の滑り止めラバー


裏面には滑り止め用のゴム足が貼り付けられています。
安っぽくないちゃんととしたゴム足なので滑り止め効果は高く、十分なグリップ効果を発揮します。
チルト(高さ/角度調整)機能

傾斜はあるものの高さ調整機能は無し。
キー配列とレイアウト

キー配列は全66キー60%サイズの英語配列となっており、テンキー・F1~F12のファンクションキー・Home/Insert/Endキーが省かれています。
60%サイズのゲーミングキーボードだと省かれがちな方向キーが残っているのが何気にうれしいポイントで、キーボードとしての機能性はしっかりと確保されている印象。Fnキーを使いこなせれば普段使いもなんとかいけます。
キースイッチ

OUTEMU社製の磁気検知式スイッチが搭載されています。


以前レビューした低価格ラピッドトリガーキーボードである「e元素 Hz-61」と比べると軸ブレは圧倒的に少なく、キータッチのフィーリング・打鍵感も圧倒的に優れています。
キーキャップを外した状態で軸を触ってみても軸ブレは小さく、キースイッチ内部パーツの精度も高いです。
キーキャップ


PBT素材製の2層構造(ダブルショット)キーキャップとなっています。
表面の質感はほんの少しザラつきのあるサラサラ系。
肌触りとしてはサラッとしたしたものになっているので指離れが良く、多少汗ばんでもベタつきは気になりません。
表面が多少ザラっとした仕上げなのは好みが分かれそうですが、作りが粗かったり剛性が低いということはありません。
打鍵感

キーを押し込んだ際のフィーリングとしてはリニアスイッチらしく滑らか。
押し込んでから離す動作全体に引っ掛かり感やスイッチ感は無く、滑らかで柔らかいキータッチで気持ち良くキーを押し込めます。
打鍵音
打鍵音はトコトコ系の打鍵音。
打鍵音量も静かで、ケースに分厚い吸音フォームがあるおかげで打鍵時の反響音もほぼありません。強めにキーを押し込んでも音は響きません。
底打ちした時の衝撃もケース内部に緩衝材があるおかげで小さく、勢いよくキーを押し込んでも指に伝わる衝撃は柔らかいです。
キーの重さ(押下圧)
キーの重さは初動40g±5gと軽く、跳ね返す力も控えめなので実際に使ってみた感想としても押下圧は軽い印象です。
力が掛かかりづらい薬指や小指でキーを押しても重さは感じないので、手が小さめの方や、軽いキータッチが好きな方にもおすすめです。
軸ブレ
軸ブレは上下左右ほんの少しありますがグニャグニャ感は全く無く、指でぐりぐり動かしてもほとんどブレません。
スペースキーのスタビライザーもブレは小さく、キータッチフィーリングは良好です。
ラピッドトリガー機能

AP(アクチュエーションポイント)0.1mm~3.4mmの範囲で0.01mm単位で調整可能。
RP(リセットポイント)は0.01mm~3.4mmの範囲で0.01mm単位での調整が可能となっています。
AP(アクチュエーション)・RP(リセットポイント)ともに最速設定にした状態で実際に格闘ゲームのコマンド入力で試してみたところ、キー入力は正しく反映されています。
また、キーの入力も指の動きにしっかりと連動してON/OFFが反映されます。
半押し状態で入力のON/OFFを繰り返しても入力抜けや入力解除のモタつき問題は起こらず、ラピッドトリガー感度を最短の0.1mm設定にしていても、押していないキーが誤って入力されることはありませんでした。
精度

キー入力をONにする箇所であるAP(アクチュエーションポイント)は0.1~3.4mmの範囲で0.01mm単位での調整が可能。
キー入力をOFFにする箇所であるRP(リセットポイント)は0.01~3.4mmの範囲で0.01mm単位での調整が可能です。
LEDライティング


Attack Shark 「X68HE」にはLEDライティングが搭載されています。
輝度(明るさ)は4段階調整、ライティングエフェクトはプリセットで21種類+カスタムプリセットが1つ用意されています。
ゲーミングデバイスらしいライティングで光量は十分。
エフェクトの種類も豊富でゲーミングデバイスらしいにぎやかなエフェクト表現が用意されています。
ソフトウェア

Attack Shark 「X68HE」はソフトウェアに対応しています。インストール版・WEBドライバーの両方に対応していますが、少し操作が分かりづらいので、このキーボードの目玉機能であるラピッドトリガーとSnaptapの設定方法について解説していきます。
ソフトウェアの使い方
配布されているソフトウェアはインストール時に日本語が選択できます。
翻訳精度は少し粗いですが何を設定する項目なのかは分かるように翻訳されています。
設定できる要素は以下のとおり。
ラピットトリガー設定
一番重要なラピッドトリガー機能の設定項目が少し複雑なので解説を。

キー毎にラピッドトリガーの設定が可能となっており、まずは設定したいキーをクリックします。(Dragモードに切り替えることで複数キーをまとめて選択することも可能)
この状態で下項目のラピッドトリガー機能の設定項目を変更することで細かいキー感度の調整が可能になります。
キャリブレーション機能も搭載



ラピッドトリガーとリセットポイントを設定したもののキー入力が安定しない、指の動きとズレを感じるという場合、全キーキャリブレーションを行うことでレスポンスが改善されます。
Snaptap機能

Snaptap機能は設定したいキーの組み合わせを設定する必要があります。

例えば、左の移動キーである「Aキー」と右の移動キーである「Dキー」に対してSnaptap機能(後入力優先機能)を反映させるためには、画像のようにAキーとDキーを設定します。
その後右下のOKをクリックすれば設定が反映され、ソフトウェアに表示されているキーボード画像のキーの色が変わります。(※画像ではWASDそれぞれにSnaptap機能を反映しています)
まとめ

Attack Shark「X68HE」は、実売価格10,099円(執筆時点)という安さながら、精度0.01mmのラピッドトリガー、Snaptapというハイエンドキーボードと同等の機能を搭載する超コストゲーミングキーボード。
目玉機能として0.01mm単位で調整可能な「ラピッドトリガー機能」、
FPSゲームや格闘ゲームで2つのキーを同時押ししても後から押したキーを優先して入力してれくれる「Snaptap機能対応」と、最新ゲーミングキーボードの機能は全て備えています。
1万円台前半台でこれらの機能を搭載しているキーボードは本当に存在しないレベルでなので、コストを抑えて高性能なラピッドトリガーキーボードを手に入れたいという方にはイチ押しの1機種です。
結論、Attack Shark「X68HE」は、実売価格10,299円(執筆時点)という安さながら、精度0.01mmのラピッドトリガー機能と、FPS/TPSゲームで大きなメリットを生み出すSnaptap機能を搭載した超高コスパゲーミングキーボードです。
高級ラピットトリガーキーボードとスペック面で比較しても張り合えるほどの性能がありながら、実売価格1万円前半台といういい意味で良く分からないことになっています。
「ラピッドトリガーを試してみたい」「低価格かつ高性能なラピッドトリガーキーボードを探している」という方はもちろん、今使っているものよりワンランク上のスペックのラピッドトリガーキーボードを探しているという方にもおすすめの1機種です。