「※この記事ではアフィリエイト広告を利用しています」
この記事ではゲーミングキーボードが一般的な普通のキーボードと何が違うのかについて解説していきます。
ゲーミングキーボードとは
ゲーミングキーボードとは、ゲームを快適にプレイできるように設計されたキーボードのこと。
普通のキーボードとの最大な違いは「スイッチ」の性能で、耐久性が非常に高く、キーの入力速度も高速なスイッチが採用されています。
気分を高めるLEDライティング機能、キーを複数同時に押しても正確にキー入力ができるNキーロールオーバーやアンチゴーストと呼ばれる機能も搭載されています。
また、近年のハイエンドモデルにはキーが反応する深さをカスタマイズできる機能のアクチュエーションポイント(キーが入力される深さ)の調整機能や、キー入力のON/OFFを高速化するラピッドトリガーなど、ゲームのプレイパフォーマンスを大きく引き上げる機能を搭載している機種も数多く登場してきています。
複数キーの同時押しに対応
ゲーミングキーボードにはNキーロールオーバーやアンチゴーストと呼ばれる複数キーを同時に押しても正確に入力される機能が搭載されています。
ゲーミングキーボードでは付いていて当たり前の機能なので、あまり目にしない単語になりつつありますが、一般的なキーボードには付いていない画期的な機能です。
キー感度の調整機能
従来のメカニカルスイッチやオプティカルスイッチを搭載したゲーミングキーボードはキーを一定の位置まで押し込むと入力がON、一定の位置まで戻すとOFFといった形で入力のON/OFFの位置は固定されていました。
(※メカニカルスイッチの中でも屈指の入力速度を誇るCherry MX Silver(通称銀軸)というスイッチでは1.2mmキーを押し込むと入力がONに、1.2mmの位置までキーが戻ると入力がOFFになる仕様)
しかし、近年では「アクチュエーションポイントの調整機能」と「ラピッドトリガー」という機能が登場しており、入力をONにする位置と入力をOFFにする位置のカスタマイズが可能に。
ラピッドトリガーを搭載したゲーミングキーボードにはキー入力のON/OFF感度を最短0.1mmに設定できるモデルまで登場しています。
格闘ゲームのコマンド入力やVALORANTでのストッピング速度の向上など、ゲームをプレイする上で非常に大きなメリットを発揮します。
サイズのラインナップが豊富
ゲーミングキーボードには様々なサイズが用意されています。もっともポピュラーなものは全てのキーを搭載している「フルサイズ」と、そこからテンキーを取り除いた「テンキーレス」サイズ。
それに加えてF1~F12のファンクションキー・テンキー・方向キーが搭載されていない60%サイズ、矢印キーが付いた65%、テンキーレスサイズを左側に1列分詰めた75%など、省スペース性に優れるコンパクトサイズのキーボードが数多く存在しています。
サイズが小さくてコンパクトなキーボードはデスクのフリースペースを大きく確保出来るので、マウスを操作するスペースを広く確保できるのがメリット。
ただ、テンキーレスサイズよりコンパクトな65%や60%サイズのキーボードはゲームに最適化されていることもあって、ゲームではあまり使わないF1~F12といったファンクションキーがありません。また、複数キー(Fnキー)との同時押しでしか入力できないキーもあるので、普段使いではどうしても不便に感じる場面があります。
ゲーム用途と割り切るなら60%や65%のコンパクトサイズ。
普段使いの使い勝手も考慮するなら、フルサイズやテンキーレスサイズがおすすめです。
キースイッチの種類が豊富
ゲーミングキーボードには大まかに分けてキーの種類が3タイプ存在しています。
それぞれ特徴があるので詳しく解説していきます。
メカニカルスイッチ
メカニカルスイッチはスイッチ内部の接点に物理的に触れることでキーが入力される仕組み。比較的安価で耐久性に優れ、自分好みの打鍵感を選べるのが最大の特徴です。
メカニカルスイッチは数多くのラインナップが存在しており、種類によって打鍵音・キーを押し込んだ時の感触や重さが異なります。キーが反応する深さも違ってくるので、自分の好みにピッタリ合うキースイッチを選ぶことができます。
ポピュラーなスイッチは以下の通り。
メカニカルを搭載したゲーミングキーボードは低価格が進み、エントリーグレードモデルの中には3,000円台から手に入るモデルもあり気軽に購入できます。
低価格モデルでもNキーロールオーバーやアンチゴーストといった複数キーの同時押し機能は搭載されているので、コスパ重視の方やゲームはカジュアルに楽しむ程度という方は、メカニカルスイッチを搭載した手ごろなゲーミングキーボードを選んでしまっても良いと思います。
また、最近のメカニカルスイッチはホットスワップと呼ばれるスイッチを簡単に取り外せる設計となっている機種も多く、ゲームでの使用頻度がとても高いWASDキーが壊れてしまっても簡単にキースイッチを交換できるようになっています。
故障時のキー交換だけでなく、押しづらいキーの部分に柔らかい押し心地のキーを装着したり、逆に誤入力を防ぐために押し心地が重めのスイッチを付けたりといったカスタマイズを気軽に楽しむことができます。
メカニカルスイッチは耐久性も高いので、ホットスワップ対応のキーボードを1台買ってしまえば長期間同じものを使い続けられるメリットもあります。
お手頃価格のゲーミングキーボードはこちら↓
ホットスワップ対応のゲーミングキーボードはこちら↓
オプティカルスイッチ
オプティカルスイッチは性能を追い求める方にとって最適なスイッチバリュエーションの1つ。
オプティカルスイッチは光学検知式のスイッチとなっており、赤外線でキーの押し込みを検知。入力速度と精度に優れており、性能面でみればメカニカルスイッチの完全上位互換となっています。
また、執筆時点では唯一Razer「Huntsman V3 Proシリーズ」に搭載されているオプティカルスイッチが「アクチュエーションポイント調整機能」「ラピッドトリガー機能」に対応しています。
磁気式スイッチ
磁気式スイッチは「磁石」と「ホールセンサー」というパーツの組み合わせでキーの上下を検知します。
磁石が生み出す「磁界」というエネルギーを「ホールセンサー」が細かく読み取ることで微細なキーの上下の押し込みを精確に検知。これを電気信号に変換しPCに情報を入力することで非常に高速なキー入力を可能にしています。
磁気式スイッチはキーをどのくらい押し込んでいるのかを細かく読み取れるのが最大の特徴で、「アクチュエーションポイントの調整機能」や「ラピッドトリガー機能」を搭載したゲーミングキーボードのほとんどにこの磁気式スイッチが採用されています。
近年のラピッドトリガー機能搭載モデルだと、キーのON/OFF感度を最短0.1mmに設定できるモデルも登場しており、キャラクターコントロールの精度向上やVALORANTでのストッピング速度の向上など、ゲームをプレイする上でのメリットは非常に大きいです。
本気でゲームをやり込むならラピッドトリガー搭載モデルがおすすめ
本気でゲームをやり込みたいという方にはラピッドトリガーを搭載したキーボードがおすすめです。
ラピッドトリガー機能とは、簡単に言うならキーボードのキー入力速度を極限まで早くする機能。
指の動きに連動して瞬時に入力ONと入力OFFが切り替わるため、キーの入力速度に加えて連続入力(連打)速度も向上します。
特に入力速度が早い機種だと、アクシュエーションポイント(入力ポイントの位置)と入力OFFのポイントを0.1mmに設定可能。最短設定にすればキーを0.1mmを押し込めば入力され、0.1mmキーを離せば入力が解除されます。
VALORANTのストッピング速度の向上、スキルを割り当てているキーの入力速度の向上、格闘ゲームのコマンド入力速度の向上など、FPSや格闘ゲーム、MOBAといった瞬発性が求められるゲーム全般で非常に大きなメリットになります。
しかし、ラピッドトリガーを搭載したゲーミングキーボードはどれだけ安くても1万円台中盤~となっており価格が非常に高価。有名メーカーのモデルになると3万円超えも珍しくありません。
まとめ
ゲーミングキーボードとは、ゲームを快適にプレイできるように設計されたキーボード。
少し前までは一般的な高級メカニカルキーボードとゲーミングキーボードの差はLEDライティングの有無くらいしか無く、性能で見ればはっきりいってどちらでも良いという状況でした。
しかし近年、ラピッドトリガーというゲームで明確に有利になる機能が登場したことにより状況は一変。ゲーミングキーボードの優位性は比べ物にならない程に高くなりました。
入力速度・連続入力(連打)速度ともに比較にならないレベルなので、もし本格的にゲームをやり込むのであれば、デバイススペックで実力差を付けられない為にも、できることならラピッドトリガーを搭載したキーボードを導入したい所です。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。