ゲーミングマウスを選ぶとき、「やっぱり有線はやめておいた方がいいのかなぁ… 」「価格は高いけどやっぱり無線にすべき? 」
このように無線か有線どちらにするか迷ってしまう方は多いと思います。
そこで今回は、ゲーミングマウスの有線と無線どちらを選ぶか迷っている方に向けて、
有線と無線それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
この記事で出てくる用語集
- ハイセンシ: 高感度のこと。少ないマウス動作で大きな操作量を得ることができるが、細かい入力が苦手
- ミドルセンシ: 標準的な感度のこと。 大きい操作も細かな操作もそつなくこなせるバランス型の感度設定
- ローセンシ: 低感度のこと。 細かな入力が得意だが、大きな操作量を得るためには大きくマウスを動かす必要がある
- パラコードケーブル: 従来のビニール被膜や布巻ケーブルに比べ、非常に柔らかくて軽い布巻ケーブルのこと
- マウスバンジー: マウスのケーブルを浮かせるためのPC周辺機器。 ケーブルホルダーと呼ばれることもある
無線・有線のメリットとデメリット
有線と無線それぞれにはメリットとデメリットがあります。
当記事では、具体例を用いて「コスト面」と「実用面」の2つにフォーカスして解説していきます。
それでは本編どうぞ。
無線のメリット
無線ゲーミングマウス最大のメリットは以下の2点が挙げられます。
- マウス操作が快適
- 超軽量級マウスのラインナップが豊富
それでは詳しく説明していきます。
マウス操作が快適
大きなマウス操作が必要になるミドル~ローセンシでFPS/TPSゲームをプレイする方にとって、ケーブルが無いことは非常に大きなメリットです。
「マウスを振ったときにケーブルに引っ張られたり」、「長さが足りず突っ張る」といったことが絶対に起こらないので、大きくマウスを動かしても操作感が一定でエイムが安定します。
軽量級マウスのラインナップが豊富
無線のゲーミングマウスは直近2年~3年の間に軽量化が進み、80g以下の準軽量級や60g台の軽量級、
中には40g台前半の超軽量な物も登場してきており「軽いマウス」のバリュエーションは充実しています。
そして、軽さに加えて形状のバリュエーションも豊富になってきたので、
正直軽いマウスを求めるなら無線一択といってもいいほど軽量マウスのラインナップが豊富です。
軽いマウスを使うメリット
軽いマウスは特にローセンシでのメリットが大きく、どうしてもネックになる視点移動の遅さを大きくサポートしてくれます。
また、感度に関わらず軽いマウスを使えば腕や手首の動作が楽になり疲れづらくなるので、長時間のゲームプレイでもパフォーマンスが安定するメリットも。
無線のデメリット
無線ゲーミングマウスのデメリットは以下の2点が挙げられます。
- 価格が高い
- バッテリー切れを起こす
価格が高い
現状、バッテリー内蔵の充電式無線ゲーミングマウスは、現状1万円以上が当たり前となっており価格が非常に高いです。
1万円を大きく下回る無線モデルもありますが、その多くは単3や単4の乾電池をバッテリーに使うタイプとなっており、定期的に乾電池を交換する手間がかかります。
そして、乾電池タイプの物は本体重量が重い傾向があります。
なのでコスト抑えて無線ゲーミングマウスを買うとなると、どうしても重い重量を受け入れる必要があります。
バッテリー切れを起こす
当然ですが無線のゲーミングマウスは充電をしないとバッテリー切れを起こします。
FPSゲームをプレイしている最中にバッテリー切れが起こると「敵の目の前で一方的に撃たれる」という最悪の事態が起こってしまいます。
なので、こまめにバッテリーの残量を確認して充電すればいいのですが、
長期間使用しているとバッテリーが劣化するため
購入当初の感覚で「まだ大丈夫だ」と思っていると大事な場面でバッテリーが切れてマウスが効かなくなってしまうなんてことも……
有線のメリット
有線ゲーミングマウス最大のメリットは以下の2点が挙げられます。
- 価格が安くコスパが良い
- 形状・サイズ・重量のラインナップ幅が広い
詳しく解説していきます。
価格が安い
有線ゲーミングマウスの場合、最高スペックのハイエンドセンサー・クリックスイッチを搭載していても1万円をオーバーすることは殆どなく、中には5,000円台で手に入るものまで存在しています。
プロスペックなのに有線だというだけで半額以上に安くなっていることも珍しくないので、コストパフォーマンスを重要視する方には有線モデルがおすすめです。
形状・サイズ・重量のラインナップ幅が広い
有線のゲーミングマウスは「サイズ」「重さ」「形状」のバリュエーションがとても豊富で、自分の手の大きさや持ち方、感度設定と合うものを見つけやすいです。
つかみ持ち・つまみ持ちに特化した特殊形状のマウスや、手が大きい方向けの大型マウス、手が小さい方向けの小型超軽量マウスなど、少しニッチなニーズに対応するものが有線マウスには多数ラインナップされています。
有線のデメリット
有線ゲーミングマウスのデメリットは以下の点が挙げられます。
- ケーブルが操作の邪魔になる
- マウスバンジーが必要
ケーブルが操作の邪魔になる
有線ゲーミングマウスの唯一であり最大のデメリットは、やはりケーブルが存在することです。
最近の有線ゲーミングマウスは、パラコードと呼ばれる柔らかくて軽い布巻ケーブルに変わってきましたが、それでもマウスを大きく動かすとケーブルに引っ張られる感覚があります。
また、ケーブルの長さが足りず突っ張ってしまったり、デスク上の物に引っかかってしまうということが原因でマウス操作をスムーズに行えないことも。
マウスバンジーを使いケーブルを浮かせば物に引っかかる問題は解決できますが、浮かせるケーブルの長さにも限界があります。
なので、ミドル~ローセンシの低感度でゲームをプレイする場合はどうしてもケーブルが突っ張ってしまい、マウスの操作を阻害してしまいます。
まとめ
今回はゲーミングマウスの有線と無線それぞれのメリット・デメリットを解説してきました。
まとめると次のとおりです。
ケーブルが無い無線ゲーミングマウスは圧倒的に操作が快適です。
最近はサイズや重量のラインナップが充実してきたので、自分に合うマウスを見つけやすくなりました。しかし価格が非常に高く、コストパフォーマンスは悪いです。
そして、有線のゲーミングマウスは操作の快適度で言えば無線に劣ってしまいますが、最近はケーブルも軽くて柔らかい素材になっているので決して操作性が悪いわけではありません。
ただ、どうしてもミドルセンシやローセンシといった低感度でFPSをプレイする場合には、どうしても操作性が悪くなってしまいます。
結論、操作性を優先するなら「無線のゲーミングマウス」。
ハイセンシでゲームをプレイする、コストパフォーマンスを重視する方には
「有線のゲーミングマウス」がおすすめです。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また、自分に合うマウスを探すためにはマウスの持ち方を知っておくことも重要です。
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