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この記事では、高機能ながら価格的にも手ごろで身近な存在になってきた「ゲーミングモニター」の選び方について解説していきます。
ゲーミングモニターについて詳しく知りたい方はこちらで解説していますので、気になる方は合わせて読んでみてください。
ゲーミングモニターとは
ゲーミングモニターとは言葉通りゲームに最適化されたモニターのこと。
普通のモニターとは以下の点が優れています。
ゲーミングモニターは導入するだけで映像のクオリティとゲームのパフォーマンス(実力)を高めてくれるデバイスとなっており、ゲーミングデバイスの中でも最も優先順位が高いです。
ゲーミングモニターについて詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
コストパフォーマンスで選ぶ
予算に限りがある方や、できるだけ出費を抑えたい方にとって「コストパフォーマンス」はもっとも重要。
近年のゲーミングモニターは安くても良い物が充実しているので、本当に本気でゲームをやる方じゃなければコスパ重視のゲーミングモニターで何の問題もありません。
最も安いモデルだと1万円台後半から手に入るので、できるだけコストを抑えたい方やコスパを優先される方は高コストパフォーマンスなゲーミングモニターメーカーがおすすめです。
そこで、モニター選びの参考にコストパフォーマンスの高いゲーミングモニターメーカーをまとめてみました。
コスパに優れるゲーミングモニターを展開するメーカーは以下の通りです。
「聞いたことがないメーカーばかり」という方も多いと思うので、それぞれのメーカーについて詳しく解説していきます。
JAPANNEXT
JAPANNEXTは、4Kなどの高解像度ディスプレイを取り扱いながら、低価格な液晶ディスプレイも取り扱う「日本企業」。
広告を出さないことで製品価格の低減につなげているため知名度が高くなく「やたら安くて怪しい」「謎の多いメーカー」と警戒するかもしれません。
しかし技術力は確かで、2017年に製品比較の大手サイトである「価格.com」の液晶モニター・液晶ディスプレイ部門のプロダクトアワードで金賞と銀賞を受賞しています。
また、ここ1~2年の間にものすごい速度でゲーミングモニターのラインナップを増やしている点と、低価格なIPSパネルモニターを数多くそろえているのが特徴です。
AOC
AOCは1967年に台湾で設立された歴史あるモニターメーカーとなっており、2020年には世界市場でシェア1位を獲得しました。
同社のゲーミングブランドであるAGON(エーゴン)のゲーミングモニターはプロeSports大会でも採用された実績があり、低価格ながら高品質なモニターを数多く展開しています。
AOCのゲーミングモニターは映像クオリティにもこだわっておりVAパネルとIPSパネルのみのラインナップのみ。色彩表現能力が低いTNパネルを搭載したモデルは1つも存在していないのが最大の特徴です。
PIXIO
PIXIOはアメリカのコアゲーマーによって設立されたゲーミングモニター専業企業。
「ゲーマーの、ゲーマーによる、ゲーマーのためのモニターメーカー」を企業理念に、有名メーカーの最上級パネルを搭載しながら、仲介マージンやマーケティングコストを抑えることで手ごろな価格を実現したハイエンドゲーミングモニターブランドです。
前述のJAPANNEXTとAOCに比べると少し価格設定は高めですが、FastVAパネルやFastIPSパネルといった、映像の描写・表示遅延を少なくしてくれる応答速度が速い高級パネルを搭載したモデルを多く取り揃えているのが特徴です。
Xiaomi
Xiaomiはスマートフォンやスマートウォッチだけでなく、洗濯機や空気清浄機などを展開する家電メーカーです。
特別ディスプレイに力を入れているというわけではありませんが、Xiaomiの「G27i」というゲーミングモニターは圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
モニターサイズは27インチ、解像度はFullHD、パネルには視野角178度のFastIPSパネルを搭載しています。
応答速度は1ms、最大リフレッシュレートは165Hz、世界標準の色規格であるsRGBを99%再現という性能ながら、価格は19,980円(公式ストア価格)と驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。
リフレッシュレートで選ぶ
ゲーミングモニターは機種ごとにリフレッシュレート上限が違っており、基本的には数値が高ければ高いほど高性能でメリットが大きくなっていきます。
近年のゲーミングモニターとしての基準は、エントリーグレードで144Hz/165Hz、200Hz~280Hzでミドルグレード、そしてハイエンドは360Hz以上や500Hzとなっています。
基本的にゲーミングモニターのリフレッシュレートは以下の仕様となっています。
リフレッシュレートについてはこちらで詳しく解説しています。
初心者におすすめのエントリーグレード
最大リフレッシュレートが120Hz/144hz/165Hz/180Hzとなっているゲーミングモニターはエントリーグレードにあたります。
PS5やXBOX Series X/Sなどのゲーム機でプレイされる方や、ローエンド~ミドルスペックPCプレイヤーの方はエントリーグレードで十分。
はっきり言いますが基本的に144Hzのリフレッシュレートがあるならゲームは万全な状態でプレイできます。
また、価格のハードルも低めとなっており1万円台後半から2万円中盤で手に入れることができます。
FPSをやり込む方に最適なミドルグレード
リフレッシュレートが200Hz/240Hz/280Hzのゲーミングモニターは、つい2年~3年前まではプロeSportsの競技シーンでも採用されていたハイエンドグレードでした。
しかし、近年360Hzや500Hzというさらに高性能なモデルが出てきたため、現在はミドル~ミドルエンドグレードに分類されています。
高いPCスペックが必要
常時200Hz以上のリフレッシュレートを発揮しようとするには、ゲームの画質設定をある程度低くする必要があります。
ハイスペックPCの場合は画質クオリティも確保できますが、スキルのエフェクトが重なるシーンやFPSやTPSゲームでスモークがたかれているような処理が重くなるシーンではどうしてもフレームレートは落ち込みます。
このグレードのモニタースペックを使い切るには、ある程度画質クオリティを下げる必要があります。
eSportsを想定したハイエンドグレード
360Hz以上のモデルは完全にプロ仕様となっており、価格も最低5万円~と非常に高価です。
実際にプロのeSports大会で採用されるレベルの超ハイエンドスペックなので、本格的にゲームをやり込む方ならこのグレードがおすすめ。
ただ、このリフレッシュレートを常時発揮するには超ハイエンドスペックのPCが求められます。
なかでも500Hzは現状(24年3月時点)最もスペックの高いPCでも常時上限張り付きは難しいという状況です。
ただ、VALORANTやCounter-Strike 2(CS2)などの動作が軽いゲームを低解像度でプレイする場合はモニターのスペックをほぼ使い切る事ができるので、最大限に恩恵を得ることができます。
応答速度で選ぶ
応答速度の基準はGtoGとMPRTの2種類があります。GtoGは中間色の色移行の速さ、MPRTはモニター映像の輪郭部分のぼやけを測定した数値となっています。
「GtoG(GrayToGray)」は中間色から中間色に切り替える速度の数値。
「MPRT」はモニター映像の輪郭部分のぼやけを測定した数値となっています。
人間の習性として「動いているものに目が向く」というものがあるので、GtoGよりもMPRTのほうが実際の人間の感覚に近い残像感を測定することができます。
しかし、モニターのマシンスペックを表すうえではGtoGの方が正確な数値を表すので、モニター選びではGtoGを基準に選ぶのが良いです。
基本的にはGtoG表記で5ms以下なら基準クリア、1msなら100点満点といったところです。
パネルで選ぶ
ゲーミングモニターには
という3種類のパネルが存在しています。
映像の綺麗さを優先するならIPSパネル、ゲーム用途をメインに考えるならTNパネルがおすすめです。
それぞれ特徴が異なるので簡潔に解説していきます。
TNパネル
TNパネルは古くから実用化されており、PCや携帯電話、テレビなど多くの液晶ディスプレイに採用されている方式。技術的にも成熟しており生産技術も確立されています。
メリットは応答速度の速さ。
デメリットは発色の悪さと視野角の低さ。
TNパネルは応答速度の速さから現在でもハイエンドゲーミングモニターに搭載されています。
プロeSports大会の公式モニターにもTNパネル搭載が採用されており、性能と信頼性の高さは折り紙付き。
ゲーム用途をメインに考えている、本気でゲームに取り組むならTNパネルを搭載したゲーム特化モデルがおすすめです。
しかし、映画やアニメを視る際には発色の悪さが気になる場合があるので、普段使いも想定するならVAパネルやIPSパネルがおすすめです。
VAパネル
VAパネルは「黒色」の表現能力が高く、メリハリのある映像を映し出すことができます。また、部屋の光がモニターに差し込んでしまってもあまり白っぽくならず、使用環境による映像クオリティの劣化も抑えることができます。
メリットは黒色の再現能力の高さとコントラスト比の高さ。
デメリットは応答速度の遅さ。
コントラスト比が高いと明るい/暗いをはっきりと描写できるので、メリハリの効いた映像を映し出します。明るい部分と暗い部分がきっちりと分けられるので、白っぽさが軽減されクリアで見やすい映像に。
価格もTNパネルより少し高めというところなので、ゲーム特化というよりもゲームと普段使い両方を想定して買う場合におすすめです。
IPSパネル
IPSパネルは最も新しいパネル技術で、色彩再現能力の高さと視野角の広さが最大の特徴です。
IPSパネルのモニターは上下左右178°の高視野角を誇るモデルが多く、画面を見る角度が変わっても明るさや色味の変化が少ないので医療用機器や高級テレビのパネルにも採用されています。
メリットは色彩再現能力の高さ。
デメリットは価格の高さ。
最新トレンドのパネルタイプということもあり、かなりのスピードでIPSパネルを採用したモニターが増えてきています。
デメリットとして価格の高さを挙げましたが、近年は「とりあえずIPSパネル」と言えるぐらいには価格が下がってきており、中には驚くことに1万円台で買えるゲーミングモデルまで登場してきています。
なので、特にこだわりが無いならIPSパネルを搭載したモニターを選んで良いと思います。
ゲーム用途を重視する場合は、応答速度が速い「FastIPSパネル」を搭載したモデルがおすすめです。
エントリーグレードのおすすめゲーミングモニター5選
エントリーグレードは初めてゲーミングモニターを買うという方や、PS5やXBOX X/Sシリーズでゲームをプレイする方におすすめです。
コスパ重視の機種、FPS特化モデルを合計5機種ピックアップしました。
モニター選びの参考にしていただければ幸いです。
圧倒的なコスパの高さ 24インチTNパネル搭載の JAPANNEXT 「JN-GT24FHDR165」
「JAPANNEXT JN-GT24FHDR165」は、初めてのゲーミングモニターにもおすすめの超コスパゲーミングモニター。
パネルにはTNパネルを搭載、解像度はFullHD、最大リフレッシュレート165Hz、応答速度は1ms(MPRT/GtoG)。
実売価格は16,981円(執筆時点)と、一般的なモニターとあまり変わらない価格設定ながら、しっかりとゲーミンググレードのスペックを有しています。
「ゲーミングモニターを試してみたい方」や「お手頃な価格のゲーミングモニターをお探し」の方にはこのモニターがイチ押しです。
エントリーグレードのFPS特化モニター BenQ ZOWIE「XL2411K」
BenQは台湾の電気製品メーカーで、ディスプレイのエキスパートとして35年以上の歴史があります。
ZOWIEはBenQグループ内のプロフェッショナルなeSports分野を専門とするゲーミングデバイスに特化したブランドで、eSportsの競技シーンで採用される高性能で信頼性の高いゲーミングモニターを展開しています。
そんなモニター老舗メーカーであるBenQ ZOWIEから展開されている「XL2411K」は、FPSに特化したエントリーグレードのゲーミングモニター。
TNパネルを搭載しており画面サイズは24インチ、解像度はFullHD、最大リフレッシュレート144Hz、応答速度1ms(GtoG)のハイスペック仕様となっています。
そして、ZOWIEシリーズならではのゲームに特化した機能「Black eQualizer(暗所補正機能)」「Color Vibrance(色味調整機能)」そしてBenQ独自の「Dyac」機能を搭載しています。
「XL2411K」はFPSに最適化されたゲーミングモニターのエントリーとしては最適な機種です。
エントリーグレードでFPSに特化した機能がここまで備わっている機種は他に無いので、中でも「FPS特化のゲーミングモニターを試してみたい方」におすすめです。
VAFastパネル搭載した27インチWQHD仕様の PIXIO「PXC277 Advanced」
PIXIO「PXC277 Advanced」は、FastVAパネルを採用した27インチ湾曲モニターです。
解像度はFullHDの約1.8倍の解像度があるWQHD(2560x1440p)仕様、最大リフレッシュレート165Hz、VAパネルだと遅くなりがちな応答速度もFastVAパネルを採用することで応答速度1ms(GtoG)を実現。
27インチサイズで解像度がFullHDだと映像の粗さが気になる場合がありますが、「PXC277 Advanced」は高画質なWQHD仕様。ゲームはもちろん映画やアニメといった映像コンテンツもワンランク上の画質で楽しむことができます。
また、sRGBも124%のカバー率と、プロのグラフィックデザイナーでも使える高品質な色彩表現能力を有しています。
加えて、このモニターは半径1.5mの円を描く角度である、1,500Rの角度に湾曲した画面となっています。
湾曲しているモニターは、視線の移動距離を少なくすることができるので目の疲労を軽減する効果があるとされています。
そして、大き目のモニターだと起こりがちな画面の左右端が歪んで見える現象も軽減。
PIXIO「PXC277 Advanced」は、ゲームも映像コンテンツもハイクオリティに楽しみたい方におすすめのゲーミングモニターです。
ハイコストパフォーマンスの23.8インチIPSモニター AOC「24G4/11・27G4/11」
AOC「24G4/11」は、IPSパネルを搭載した23.8インチ/27インチ、最大リフレッシュレート180Hzのゲーミングモニター。
IPSパネルを搭載しており、解像度はFullHD、最大リフレッシュレート180Hz、応答速度1ms(MPRT/GtoG)。
エントリーグレードとしては最高クラスのスペックを備えていながら実売価格は23.8インチで19,818円、27インチモデルは20,914円(執筆時点)と、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
しかもこの価格帯では非常に珍しい多機能な昇降式スタンドを採用。
130mmの高さ調整、30度の左右角度調整、90度のモニター角度調整(縦画面も可能)、-5°~+23°の上下角度調整が可能です。
AOC「24G4/11」は、このエントリーグレードのゲーミングモニター中でトップクラスのスペックを誇ります。
色鮮やかな色彩表現を可能にするIPSパネルを採用し、エントリーグレードでは最高クラスの最高リフレッシュレート180Hzに1msの応答速度。加えてカスタマイズ性が豊富な昇降式スタンドとなっています。
24/27インチのサイズ感のゲーミングモニターをお探しなら「とりあえずこのモニターを選んで良いと言える」ハイコスパゲーミングモニターです。
超コスパのIPSパネル27インチ Xiaomi「G27i」
「G27i」は、驚異の1万円台で“IPSパネル”を搭載したゲーミングモニターです。
画面サイズは27インチ、最大解像度は1920×1080のFullHD、最大リフレッシュレートは165Hz。FastIPSパネルを採用しているので応答速度も1ms(GtoG)と高速。sRGBも99%再現というスペックながら販売価格は19,800円(執筆時点)。しかもセール時にはここからさらに2,000円ほどお安く。
画面サイズが27インチなので少し大きめではありますが、このスペックならサイズの事はいったん目をつぶっても良いと思えるほど。
「G27i」は、コスパ重視で27インチのIPSパネルゲーミングモニターをお探しの方におすすめです。
ミドルグレードのゲーミングモニター5選
本格的にゲームをやり込みたい方や、予算には余裕があるから良い物を探しているという方はミドルグレードのゲーミングモニターがおすすめです。
コスパ重視のモデル、ゲームに最適化されたモデル、プロモデルをリストアップしたのでモニター選びの参考になれば幸いです。
超コスパのIPSパネル240Hzモニター JAPANNEXT「IPS27FHDR240-N」
JAPANNEXT「IPS27FHDR240-N」は、実売価格27,980円(執筆時点)のエントリー向け240Hzモニター。
IPSパネルを搭載しており画面サイズは27インチ、最大解像度は1920×1080のFullHD、最大リフレッシュレートは240Hz。応答速度は1ms(MPRT)。sRGBは99%再現となっています。
240Hzのリフレッシュレートは余裕で3万円を超えてくるのが相場ですが、この機種は2万円後半の価格設定と非常に高いコストパフォーマンスを誇ります。
画面サイズが27インチとなっており、ゲーム用途だけを考えるとやや大きめですがアニメや映画などの映像コンテンツを楽しむことも考慮するとちょうど良いサイズ感。
240Hzのリフレッシュレートを体験してみたい、3万円以下で240Hzモニターを探している、コスパ最優先でミドルグレードのゲーミングモニターを探している方は、JAPANNEXT「IPS27FHDR240-N」がおすすめです。
プログレードの24インチTNパネルモニター IODATA「GigaCrysta EX-GC253U」
IODATA(アイ・オー・データ)は、石川県金沢市に本社を置く国内メーカー。
主にPC周辺機器を製造・販売しており、日本国内におけるPC普及の黎明期から現在まで営業を続ける老舗企業です。
そんなIODATAのから発売されているゲーミングモニター「GigaCrysta EX-GC253U」は、24.5インチ、TNパネル搭載の応答速度0.4ms(GtoG)、最大リフレッシュレート240Hz、ゲーム向けの特別な機能を搭載した本格的なゲーミング仕様。
価格は実売価格で約42,000円(執筆時点)となっています。
ゲーム向けの機能として「Clear AIM」「Night Clear Vision」「エンハンストカラー」が搭載されています。
Clear AIM機能
「Clear AIM」機能は、動きが激しいアクションシーンでの映像ブレ(残像感)を低減する機能。
リフレッシュレートに応じてバックライトを点灯/消灯させることで映像ブレ(モーションブラー)を低減。点滅のタイミングはIODATA独自のチューニングにより最適化されています。
Night Clear Vision機能
「Night Clear Vision」は、暗い場所の視認性を良くする機能で、バトロワ系FPSだとよくある暗いポジションを明るく補正してくれます。
物陰に隠れている敵を見逃してしまい、背中を一方的に撃たれて負けるという状況は多くの方が一度は体験したことがあるはず。
そういった状況を「Night Clear Vision」をONにすることで起こりづらくしてくれます。
エンハンストカラー機能
「エンハンストカラー」は映像の彩度(色の濃さ)を調整する機能。
映像の色味を調整することでオブジェクト1つ1つの色がはっきりと分離するので、色鮮やかでとても見やすい映像に。
また、「エンハンストコントラスト」機能は映像の明るい部分をより明るく、暗い場所をより暗く調整する機能となっています。
コントラストを上げることで、映像全体をメリハリのあるクッキリ引き締まった映像にすることができます。
バーストモードを搭載
応答速度を追求した「バーストモード」は、グラフィックの再現性を犠牲にすることで応答速度を高める機能。
反応速度をなによりも優先する場合にはとても有効な機能です。
超解像技術
他にも低解像度の映像の解像度を大幅に向上させる「超解像技術」も搭載。低解像度の映像でどうしても気になる「ボヤけ」を軽減し映像を見やすく補正してくれます。
VALORANTやOverwatch2などのゲームを低解像度でプレイする場合でも、映像のクオリティ劣化を最小限に抑えることができます。
昇降式スタンド・設定用リモコン
モニターを取り付けるスタンドは多機能な昇降式スタンドとなっており、目盛り付きの150mm幅の高さ調整、左右45度の角度調整、90度の画面回転(縦置きも可能)、-5度~20度の角度調整機能。
そして、モニターに手を伸ばさなくても設定が変えられるワイヤレスリモコンが付属。明るさや画面モードなどをワンタッチで変えることができます。
非常に多機能でまさに本気仕様のハイスペックゲーミングモニターといった仕上がり。
IODATA「GigaCrysta EX-GC253U」は、TNパネルで最大リフレッシュレート240Hz、応答速度も0.4msのハイスペック仕様。
ゲームに特化した機能も多数搭載している本格的なゲーミングモニターです。実売価格は約42,000円(執筆時点)と、決して安くはありませんがこの機能の充実度ならかなり手ごろな部類です。(※保証期間は3年間)
本気でゲームに打ち込む方や、せっかくなら良い物を買いたいという方におすすめのゲーミングモニターです。
IPSパネル搭載の27インチ240Hzゲーミングモニター IODATA「GigaCrysta EX-GD271UAX」
「こちら」は前述の IODATA「GigaCrysta EX-GC253U」の上位グレード版のゲーミングモニター。
IODATA独自のゲームに特化した機能、解像度、最大リフレッシュレート240Hzは変わりませんが、画面サイズが24インチから27インチに、パネルがTNパネルから色彩表現に優れるIPSパネルに変更。そして応答速度が0.4msから0.2ms(GtoG)と順当にアップグレードされています。
詳しいスペックをまとめると、解像度はFullHD、最大リフレッシュレートは240Hz、パネルにはAHVAというIPSパネルの中でトップクラスの応答速度を誇るパネルを搭載。応答速度は0.2ms(GtoG)と、数あるゲーミングモニターの中でも最速クラスです。
「GigaCrysta EX-GD271UAX」は、27インチの大きめの画面サイズかつ、鮮やかな色彩表現が可能なIPSパネルを採用した本格的なゲーミングモニター。
実売価格は約42,000円(執筆時点)と、何故か24.5インチのTNパネルモデルと同程度の価格となっており、ゲームも映像コンテンツも最高のクオリティで楽しみたいという方はこちらの方がおすすめです。
プログレードゲーミングモニター BenQ ZOWIE「XL2546X」
BenQ ZOWIE「XL2546X」は、FPS特化のプログレードゲーミングモニター。
前述のエントリーグレードである「XL2411K」の上位モデルにあたり、こちらの「XL2546X」はeSportsを想定したプロ仕様。
画面サイズは24.5インチ、解像度はFullHD、最大リフレッシュレート240Hz。FastTNパネルを搭載しており、応答速度0.5ms(GtoG)の超ハイスペック仕様となっています。
さらにもうワンランク上のフラッグシップモデルである「XL2566K」と同じくFastTNパネルを搭載しており映像全体の輪郭をくっきり鮮明に。
また、BenQ ZOWIE最新の映像ブレ軽減機能である「Dyac2」を搭載しており、激しいアクションシーンでも残像感の少ないクリアでみやすい映像を映し出します。
もちろん、暗いポジションを見やすく補正する「Black eQualizer」、色味を調整する機能である「Color Vibranc」も搭載。
「XL2546X」は、プログレードのゲーミングモニターということもあり、本体価格が約80,000円(執筆時点)と非常に高価です。
ライトにゲームを楽しみたいのであればこのモニターを選ぶ理由はありません。
しかし、覚悟を決めて「本気も本気でゲームをやり込みたい」方にはこのゲーミングモニターが最適と言えます。
ミドルエンド280Hzのゲーミングモニター Pixio 「PX259 Prime」
Pixio「PX259 Prime」は、FastIPSパネルを搭載した24.5インチのミドルエンドグレードのゲーミングモニター。
解像度はFullHD、ミドルクラスでは最高の280Hzのリフレッシュレートに、1ms(GtoG)の応答速度を実現するFastIPSパネルを搭載。sRGBは101.34%再現となっています。
実売価格は約40,000万円(執筆時点)となっており、このベーススペックの高さでFastIPSパネルを搭載したモニターとしてはかなりお手頃な価格設定となっています。
ゲーム用の機能としては暗い場所を見やすくする「ブラックイコライザー」が搭載されています。
PIXIO「PX259 Prime」はミドルエンドグレードのゲーミングモニター。
ベーススペックの高さで見ればミドルグレードの中でも間違いなくトップクラスとなっておりコストパフォーマンスも高いです。
また、ゲーミングモニターとしては珍しく「黒」「白」のカラーバリエーションがあり、部屋の雰囲気や自分の好みに合わせて色を選ぶことができます。
ゲーム用の特別な機能はそこまで求めていない方や、ベーススペックの高さを優先する方にはこのモニターがおすすめです。
リフレッシュレート360Hzのフラッグシップゲーミングモニター3選
リフレッシュレート360Hz以上の最高スペックゲーミングモニターを3つピックアップしました。
本腰を入れて「本気も本気でゲームをやり込むんだ! 」という方でもなかなか手が出しにくい価格設定なので、あくまでも参考程度に見てください。
IPSパネル採用の360Hzゲーミングモニター IODAT「GIgaCrysta LCD-GC251RXAB/E」
IODATA「GigaCrysta LCD-GC251RXAB/E」は、上下左右178度の高視野角IPSパネルを搭載したハイエンドゲーミングモニター。
解像度はFullHD、最大リフレッシュレート360Hz、応答速度は0.2msのeSportsグレードゲーミングモニターです。
IODATA「GigaCrystaシリーズ」に搭載されているゲーム特化機能もすべて搭載しており、eSports用ゲーミングモニターとしては定番のBenQ ZOWIE「XL2566K」と比較しても決して引けを取りません。
IODATA「GigaCrysta LCD-GC251RXAB/E」は、実売価格約77,000円(執筆時点)のeSportsグレードのゲーミングモニターです。
「予算に余裕がある」「ゲーミングデバイスの性能に妥協したくない」という方はこのモニターを選択肢の1つに入れて良いと思います。
360Hzの定番eSportsゲーミングモニター BenQ ZOWIE「XL2566K」
「XL2566K」はVALORANTの国際プロeSports大会の公式モニターとしても採用されているプロスペックのゲーミングモニター。
画面サイズは24.5インチ、解像度はFullHD、最大リフレッシュレート360Hz。FastTNパネルを搭載しており、応答速度0.5ms(GtoG)のハイエンド仕様となっています。
また、BenQ ZOWIE独自の映像ブレ軽減機能「Dyac+」を搭載しており、激しいアクションシーンでも残像感の少ないクリアで見やすい映像に。
もちろん、暗いポジションを見やすく補正する「Black eQualizer」、色味を調整する機能である「Color Vibranc」も搭載しています。
「XL2566K」は、現行のプログレードゲーミングモニターということもあり、本体価格が約100,000円(執筆時点)と非常に高価です。
このモニターはカジュアルにゲームを楽しみたい方が選ぶ理由はほとんどありません。
しかし、「プロと同じモニターでゲームをプレイしたい」「ランクマッチでトップまで昇り詰めたい」というような、ゲームを本気でやり込みたい方には最適なハイエンドゲーミングモニターです。
コスパに優れる360Hzモニター Pixio 「PX259 Prime S」
PIXIO「PX259 Prime」は、コストパフォーマンスに優れる360Hzのゲーミングモニター。
画面サイズは24.5インチ、パネルにはFastIPSパネルを採用しており、解像度はFullHD、最大リフレッシュレートは360Hz、応答速度は1ms(GtoG)のハイエンド仕様。sRGBも117%再現と色彩表現能力にも優れます。
ゲーム向けの機能が暗所を見やすくする「ブラックスタビライザー」のみとなっており、機能性ではゲーム特化のモニターに劣りますが、ベーススペックでは全く引けを取りません。
実売価格は約60,000万円(執筆時点)と決して安くはありませんが、このスペックのモニターとしてはなかなかのコストパフォーマンスを誇ります。
PIXIO「PX259 Prime」は、360Hzを体験してみたい方に最適なゲーミングモニターです。
実売価格で約60,000円(執筆時点)と、決して安くはないもののこのスペック帯の中ではかなり安い部類。
コスパの高い360Hzモニターを探している方にはおすすめです。
まとめ
今回はゲーミングモニターの選ぶ際の基準について解説しました。
まとめると以下の通りです。
ゲームをプレイする上でモニターの重要度は最も高く、PC本体を除けば優先順位が1位になるのは間違いなくゲーミングモニターです。
ゲーミングモニターは映像を非常に滑らかに映し出し、FPSやTPSゲームでのエイムや反応速度といった1番大事なパフォーマンスを引き上げてくれます。
近年はかなり手ごろな価格で手に入ることもあり、多くのゲーマーはゲーミングモニターでゲームをプレイしています。
デバイス(道具)の性能で実力差を付けられないためにも、可能ならゲーミングモニターは導入しておきたいところです。
また、初めてゲーミングモニターを買うのであればエントリーグレードで十分です。「今は楽しくゲームをプレイしているけど将来はやめる」かもという方は、普段使いでも使いやすいIPSパネル搭載モデルがおすすめです。
また、ゲーミングモニターについては詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。