ゲーミングデバイス解説

【徹底解説】Bluetooth接続のオーディオ用ワイヤレスイヤホンはFPSで実用可能なのか?

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本記事では「オーディオ用のワイヤレスイヤホンは持っているけれど、実際のところFPSゲームで不自由なく使うことができるのか? 」という疑問を解決します。

また、ゲーミングワイヤレスイヤホンとの「具体的な違い」についても詳しく解説。

最後にはおすすめのゲーミングワイヤレスイヤホンも紹介していきます。ぜひ最後までお読みください!

この記事は以下のような方におすすめ!
  • ゲーミングワイヤレスイヤホンと普通のワイヤレスイヤホンの違いを知りたい方

  • 普通のワイヤレスイヤホンがゲームで実用可能か知りたい方

  • ゲーム用途でおすすめのワイヤレスイヤホンを知りたい方

また、おすすめゲーミングワイヤレスイヤホンもご紹介します。
サウンドデバイスをワイヤレスイヤホンに切り替えるか検討している方は、ぜひ参考ににしてみてください!

オーディオ用ワイヤレスイヤホンとゲーミングワイヤレスイヤホンの違い

オーディオ用のワイヤレスイヤホンとゲーミングワイヤレスイヤホンの違いは主に以下の2点が挙げられます。

  • 通信方式が異なる

  • ゲーム用途のモデルは遅延が非常に少ない

それではこれら2点の違いについて解説していきます。

通信方式が異なる

オーディオ用の一般的なワイヤレスイヤホンではBluetooth方式で無線接続しますが、ゲーミングモデルのワイヤレスイヤホンでは2.4Ghz通信という方式が採用されています。

この2.4Ghz通信は、接続に専用のUSBドングル(端末付属の接続子機)を用いる接続方式です。2万円以上の最高級ゲーミングワイヤレスマウスでも採用されている信頼性の高い通信方式なので、通信強度も高く、超低遅延での無線接続が可能です。

ゲーム用途のモデルは遅延が非常に少ない

オーディオ視聴をメインとしている普通のワイヤレスイヤホンでも「aptX Adaptive」という規格に対応したモデルではBluetooth接続でも低遅延通信が可能となっています。

しかし、前述のとおり超低遅延通信を可能にする2.4Ghz通信と比べるとどうしても劣ってしまうというのが現状。

あくまで筆者調べですが、低遅延なBluetooth接続では50ms~60ms程度の遅延と表記されているモデルが多数を占める中、2.4Ghz通信のワイヤレスイヤホンは20ms~40ms程度の遅延と表記されているモデルが多くなっています。

オーディオ用ワイヤレスイヤホンはFPSゲームで実用可能なのか?

ここからは、この記事の本題である「一般的なオーディオ用ワイヤレスイヤホンがゲームで実用可能か」について実体験を用いて解説していきます。

今回は筆者手持ちの「AVIOT TE-D01q1(低遅延モード搭載)」と「Earfun air pro2」の2機種を用いて、「Overwatch2」「Apex Legends」「VALORANT」で実際に1マッチずつプレイした実体験をもとに解説します。

結論

いきなりですが結論を。

「不可能ではないが、パフォーマンスは下がる」というのが筆者が出した結論です。

「低遅延モードを使用すればギリギリ違和感なくゲームができるレベル」というのが筆者の感想です。

「AVIOT TE-D01q1」の低遅延モードを用いても、足音半歩~1歩分のズレが生じ、銃声も0.5発~1発分遅れてサウンドが聞こえてくる感覚なので、「我慢できる」ぎりぎりの許容レベルといったところです。

低遅延モード無しの「Earfun air pro2」では、「はっきりとわかるレベルで映像とサウンドにズレが生じます」

  • 銃声が遅れて聴こえるてくるため、リコイルコントロールの感覚が狂う

  • 物音や足音なども遅れて聴こえてくるので「後ろから足音!」と思って振り向いても、実際はもうそこには居ないといった事が良く起こる

  • グレネードの爆発音やスキルの発動音・起動音などが遅れて聴こえてくるため、 即座のリアクションやカウンタープレイが取れないなど咄嗟の反応が遅れる

おすすめゲーミングワイヤレスイヤホン3選

Razer(レイザー) 「Hammerhead HyperSpeed」

老舗ゲーミングデバイスメーカーである「Razer Hammerhead Hyper Speed」は、ゲーミングワイヤレスイヤホンに求められる機能をすべて搭載しています。

2.4Ghz通信、ANC(アクティブノイズキャンセル)、1,680万色のカラーとエフェクトを設定可能なライティング機能。ケース込みで最大30時間の連続使用が可能なロングライフバッテリーを備えています。

Logicool(ロジクール) 「G FITS」 

Logicool(ロジクール)はRazer(レイザー)と双璧を成す世界的なゲーミングデバイスブランドです。
ゲーミングワイヤレスマウスが普及するきっかけを作ったワイヤレスデバイスの先駆け的なメーカーであり、特に無線技術には非常に高い評判があります。

そんなLogicoolが展開する「G FITS」は、LIGHTSPEED接続(2.4Ghz接続)、本体7時間+ケース8時間の合計15時間の連続使用という基本的な機能を備えています。

加えて「G FITS」はLogicool独自の「LIGHTFORM」という技術を搭載。
これは、たったの1分で耳の形状に合わせてイヤーピースを成型するという革新的な技術です。
耳の形に合わせてイヤーピースが成型されるため、普通のイヤホンでは手に入らない快適なフィット感と高い遮音性を手に入れることができます。

Logicool「G FITS」は、ANC(アクティブノイズキャンセル)こそ搭載されていませんが、耳の形に合わせて成型するイヤーピースのおかげで非常に高い遮音性能を生み出しています。

ANC(アクティブノイズキャンセル)特有の「サーというホワイトノイズが嫌」という方や、フィット感・装着感を重視する方にピッタリなゲーミングワイヤレスイヤホンです。

SONY(ソニー) 「INZONE Buds」

「INZONE」は言わずと知れた日本を代表する家電メーカー「SONY」のゲーミングデバイスブランドです。

INZONE Buds」は世界的に有名な名門プロEスポーツチームであり、最近では特にVALORANTで有名なFNATICが監修に加わっている、プロスペックのゲーミングワイヤレスイヤホンです。

SONYのワイヤレスイヤホン1000Xシリーズでも定評のあるANC機能(アクティブノイズキャンセル)は不要なノイズを取り払い、よりゲームに集中する環境を提供してくれます。

そして、ワイヤレスイヤホンで最も大事な遅延の問題も、2.4Ghz無線接続を用いることで30ms以下の低遅延に。
さらに本体12時間+ケース12時間の計24時間の連続使用が可能なロングライフバッテリー(ANC OFF時)を備えており機能性に隙がありません。

本体サイズはワイヤレスイヤホンとしては大型ですが、片耳6.5gの軽量設計、装着時の圧迫感を軽減し、長時間のゲームプレイでも快適性を損なわない独自のエルゴノミクスデザインが採用されています。

INZONE Budsは「音質・遅延・付け心地」の全てを妥協したくないという方に最適なプロスペックのゲーミングワイヤレスイヤホンです。

まとめ

FPSゲームにおいて、一般的なオーディオ用ワイヤレスイヤホンは低遅延モードが搭載されているモデルなら、ギリギリ実用可能といったところです。

現在ワイヤレスイヤホンを所持していてワイヤレスに移行するかどうかを考えている方は、実際にゲームで試用してみてからゲーミングモデルを購入するか検討しましょう。

そして新規でワイヤレスイヤホンの購入を検討されているのであれば、どうしてもコストは上がってしまいますが「ゲーミングワイヤレスイヤホン」の購入がおすすめです。


また、こちらでは「FPSにおけるイヤホンとヘッドホンそれぞれの特徴」を解説しています。サウンドデバイス選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください!

FPSにはイヤホン・ヘッドホンどっちが良い?

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。