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「X-raypad Aqua Control+」はどんなゲーミングマウスパッド?

X-raypadは2003年に設立されて以来、PCゲーマー向けにプロ仕様のゲーミングマウスパッドやアクセサリの開発・製造を専門に行なっているメーカーです。
なかでもマウスパッドには特に力を注いでおり、執筆時点(24年5月)で全12種類ものマウスパッドバリュエーションを取り揃えています。
布製をメインにスピード系からバランス系にコントロール系まで、幅広い滑走特性のゲーミングマウスパッドを数多く展開しています。
そんなX-raypadから展開されている「Aqua Control Plus」は、化学物質不使用、ノンコーティングのポリエステル素材を採用したハイブリッドゲーミングマウスパッド。
ほどよく滑り、ほどよく止まる“癖が少なくて素直な操作感”が最大の特徴で、どんなゲームタイトルとも適性が高く、人それぞれ違う感度設定も問わず使えるとても扱いやすいマウスパッドとなっています。
ハイブリッドマウスパッドとは

ハイブリッドマウスパッドとは、マウスを操作する滑走面の素材にプラスチック由来の「ポリエステル生地」が使われているマウスパッドを指します。
明確なメリットは3つで、「水分をほぼ吸い込まず湿気や手汗に強い」「湿度の変化による滑り具合の変化がほぼ無い」「摩耗に強く耐久性が高い」という点です。
操作フィーリングは超スピード特化のプラスチック製マウスパッドとは違い扱いやすい操作感となっています。
プラスチック由来の素材を使用しているとはいえ、あくまでもポリエステル繊維を使った“布”なので、滑走速度(滑り具合の速さ)はほとんど布製と変わりません。
どんな方におすすめなのか
滑走特性/タイプ


滑走性能(滑り具合)のタイプとしては、「バランス型」に分類されます。
ほどよく滑って程よく止まる、とにかく癖の無い操作フィーリング。
素直な操作感なので、スピードタイプのマウスパッドからでも、コントロールタイプのマウスパッドからでも違和感をあまり感じることなく移行できるかと思います。
今回は「Black Fly」というグラフィックプリントモデルですが、黒・白の無地モデルに比べて少しだけコントロール寄りで滑走速度が遅めとのこと。
試せていないので詳しいことは言えませんが、滑走速度のスピードを重視する場合は無地の黒or白モデルを選択するのが良さそうです。
あくまでも筆者個人の感覚に基づくデータですが、グラフすると以下の通り。

マウスの動かし初めはやや軽く、マウスを滑らせる速度はほんの少しだけ早さを感じる普通程度。
マウスパッドを選ぶ上でも重要なポイントであるマウス動かし初め(初動)の重さはやや軽く、滑走速度は適度な抵抗感があるものの遅さは感じずとても扱いやすい速さです。
初動はやや軽めとなっており、ほんのほんの少しだけ引っ掛かりがありますが静止状態からの動かし初めは軽めのフィーリングです。
微細な手の震えは抑えてくれますが、コントロール系のマウスパッドのようにエイムブレを大幅に防いでくれる効果は期待できません。
滑走速度(滑りの速さ)は普通程度。程度な抵抗感がありますがとてもスムーズに滑ります。
止めやすさ(ストッピング性)もしっかりと備わっており、適度なブレーキ感を得ることができます。コントロール系のマウスパッドのような急激な減速感はありませんが、滑走速度がそこまで早くないことも相まってしっかり止められる印象。
フリックエイム・トラッキングエイムどちらも不足感無くこなせるので、VALORANTのようなフリックエイムメインのゲームでも、Overwatch2のようなトラッキングエイムメインのゲームどちらとも相性が良いです。
初動の軽さ
初動の軽さはやや軽いです。
マウスを動かし始めの重さはやや軽めとなっており、ほんの少しだけ引っ掛かりがありますが静止状態からの動かし初めは“一瞬わずかに重さを感じ”ますがその後はスムーズに滑りだします。
ごく僅かな手の震えは抑えてくれますが、コントロール系のマウスパッドのように細かいエイムブレを防いでくれる効果は期待できません。
滑りの速さ(滑走速度)
滑りの速度は普通程度。
スピード系マウスパッドのような「すっ飛んでいきそうな軽さ」や「抵抗感が無くてフワフワする」というような操作感ではなく“常にコントロールできる速度”におさまっている印象。
滑りが速すぎて制御が大変という感じは一切無く、とても扱いやすい滑走速度です。
早め・遅めどっち寄りなのかをはっきり言えばほんの少し早めに寄っているかなといった速さとなっています。
スムーズに滑るので「トラッキングエイム」との相性も良く、エイムスピードも扱いやすいのでApexLegendsやOverwatch2といったトラッキングエイムメインのゲームでも何の違和感・不足感無く使う事ができます。
ストッピング性
ストッピング性(止めやすさ)は普通。
適度な抵抗感があるので止めようとすると程よくブレーキがかかります。マウスパッドの抵抗がマウスを止めるアシスト機能として作用するイメージ。
コントロール系マウスパッドのような急激なブレーキ感はありませんが、止めようとマウスを減速させると滑らかに減速していくフィーリングです。
滑走速度がそこまで早くないこともあって、止めるために余分な力を込める必要は無くマウスパッドの抵抗でしっかりと止まってくれます。
マウスを動かしている時は非常にスムーズですが、止めようとマウスの移動スピードを落とすとわずかにブレーキがかかるフィーリング。
マウスをサッと動かしてピタッと止めるフリックエイムもやり易く、咄嗟の振り向きなどの大きなエイム操作精度も高い水準で安定する印象です。
沈み込み
マウスを押し込むと少し沈み込みます。
反発力が控えめで少し柔らめのクッション層なので、圧力がかかると少し沈み込みます。
厚み3.0mmと、ゲーミングマウスパッドとしては標準的な厚みにあたりますが、柔らかめのクッション性も相まって薄さは感じません。
マウスパッドの沈み込みにょるストッピング性も多少得ることができるので、マウスを押さえつけるようにして止めるスタイルの方や、点タイプのマウスソールを貼ることで沈み込み効果を利用したいという方にもおすすめできます。
FPSゲームでの操作感

X-raypad「Aqua Control Plus」は、フリックエイム・トラッキングエイムどちらも難なくこなせるバランス型のゲーミングマウスパッドです。
速すぎず遅くもない標準的な滑走速度と適度なストッピング性能なので、ゲームタイトルとの相性問題はほとんど無く、VALORANTやOverwatch2といった全く違ったエイムを用いるゲームタイトルでも不足感無く使う事ができます。
「エイムスピードが遅い感じがある」「速すぎてマウスを止めづらい」という方は癖が無い素直な操作感のこのマウスパッドがおすすめです。
本体サイズ

サイズは360×300mm(Lサイズ)・450×400mm(XLサイズ)・500×500mm(XL Squareサイズ)・900×400mm(2XLサイズ)。
海外公式サイトではもっと大きなデスクマットサイズも用意されていますが国内で流通しているのは以上のサイズとなっています。
厚み

厚みはゲーミングマウスパッドとしては標準的な3.0mmとなっており、反発力がやや弱めのラバー素材のクッション層となっています。
クッション層が柔らかめなので腕や手首をマウスパッドに乗せても硬さは感じません。
表面材質/質感

表面材質にはコーティング無しのポリエステル繊維をアムンゼン織りという手法で編み上げた生地が採用されています。
ポリエステル生地は水分をほとんど吸い込まず、湿気はもちろん手汗にも強いというメリットがあります。また、摩擦に対しても強く耐久性が高いというのもメリットとなっています。
質感
表面の質感はほんの少しザラザラとした質感となっています。指で表面をなぞると布目のザラつきを感じます。
しっとり感があるものの少しザラザラとした肌触りなので若干肌にこすれる感触はありますが、よほど圧力がかかった状態でもなければ肌にこすれて痛いという事はありません。
ただ、アームカバーとの相性はあまり良くなく、はっきりとした引っ掛かりがあります。
ギリギリ許容できるレベルではありますが、アームカバーを付けた状態での滑りはかなり悪いです。
端の加工

マウスパッド端にはステッチが施されています。
縦方向は柔らかい肌触りですが、横方向でこすれると少し硬さがあり引っ掛かりも強めに起こってしまいます。

ステッチは滑走面より高くなっており、マウスが乗り上げる際にははっきりと乗り上げる感触があります。また、引っ掛かりも強いので、マウスパッド端の操作性は悪いです。
巻きグセ

開封直後にはマウスパッド端にほんの少し巻きグセがあります。
しかし、クッション層が柔らかめなことに加えてマウスパッド自体の重さが結構あるので、開封直後からほとんど巻きグセは無い状態で使い始めることができます。
筆者の個体は1日使っていたらほとんどフラットな状態になっていました。
滑り止め性能


滑り止め効果は普通です。
しっかりとした重みがある密度の高いゴムラバー素材。グリップ力を高めるテクスチャ加工が施されておりしっかりとデスク天板に食いつきます。
デスクの天板材質 | 滑り止め効果 |
木製天板 | ◎ |
アクリル天板 | ◯ |
アクリル天板のような完全にフラットでツルツルな天板との相性が悪いようで、少しグリップ力が物足りません。
しかし木製デスクの場合には、マウスパッドをズラそうと力を掛けるとデスク自体が動いてしまう程にがっちりと食いつくので、これは採用されているラバー素材との相性によるものだと思われます。
まとめ

X-raypad「Aqua Control Plus」は、癖が無く素直な操作感が特徴の「バランス型」のゲーミングマウスパッド。
スピードタイプやコントロールタイプのマウスパッドとは違い、何かに特化した操作感はないものの、人それぞれ違う感度設定やゲームタイトル問わず使いやすい操作感に仕上がっています。
デザインのバリエーションも豊富なので、好みや部屋の雰囲気に合わせて選ぶこともできます。
結論、X-raypad「Aqua Control Plus」は、
「程よく滑り程よく止まるマウスパッドを探している」
「癖が無くて素直な操作感のマウスパッドを探している」
「どのゲームタイトルで使いやすいマウスパッドを探している」
「フリックエイム・トラッキングエイムどちらもやりやすいものを探している」
という方におすすめのゲーミングマウスパッドです。