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STORIA「Greed Ruby」はどんなゲーミングマウスパッド？
STORIAのマウスパッドは、世界大会で入賞経験がある元プロゲーマーが監修に携わったeSportsグレードのゲーミングマウスパッド。VALORANTのプロeSportsシーンで活動している現役の国内プロゲーマーからも高い評価を受けています。
STORIAのゲーミングマウスパッドは執筆時点 全3種類で、
スピードバランスタイプの「Greed Ruby」
バランス寄りコントロールタイプの「Pride Shade」
コントロールタイプの「Pride Black」の3種類を展開しています。
また、全モデル共通で490mm×420mmの大判サイズながら、執筆時点で3,000円台から購入できる高いコストパフォーマンスもうれしいポイント。
そしてこの記事では、バランスタイプである「Greed Ruby」をレビュー。
STORIA「Greed Ruby」は、VALORANTの国内プロリーグであるVCJ(VALORANT Challengers Japan)に出場している選手も実際に使用している、軽い初動・早めの滑走速度・控えな止め性能が特徴的なスピード寄りバランスタイプのゲーミングマウスパッドです。
滑走特性(滑り具合)としては、初動は軽く、滑走速度は早め、止め性能は控えめ。
「スピーディーだけど滑りが早すぎないマウスパッドを探している」、「エイムスピードを少し上げてトラッキングエイムの精度を高めたい」方におすすめの操作フィーリングとなっています。
どんな方におすすめなのか
滑走特性
滑走性能(滑り具合)のタイプは「スピード寄りバランスタイプ」に分類されます。
実際にマウスを滑らせてみるとまさにスピード寄りのバランスタイプといった操作性で、初動にはほとんど重みがなく軽めで、滑走速度は早め、止め性能は控えめというスピーディーな操作感が特徴的です。
ただ、布製らしい抵抗感はしっかりとあるので、「滑りが早すぎて制御しづらい」「止めづらい」「フワフワする」といった感触はありません。
止め性能は控えめですが、マウスが静止する間際のピタッと感というかグリップ感はしっかりとあるので、微細なエイムやフリックエイムも問題なくこなせます。
※あくまでも筆者個人の感覚に基づくデータですが、グラフすると以下の通り。
初動が軽めで滑走速度も早いので、マウスの操作スピードは間違いなく高水準。
しかし、実際にマウスを滑らせてみると布製マウスパッドらしくちゃんと抵抗感があり、扱いきれる速度の範囲内に収まっています。
止め性能は控えめですが、マウスが止まる間際のピタッと感・グリップ感はあるので、スピード寄りバランスタイプのマウスパッドながら止め性能もしっかり備わっています。
初動の軽さ
初動は軽いです。
マウスを動かし始める際の初動は軽く、引っ掛かり感は無く初動から非常にスムーズに滑り出します。
しかし初動の重みがないぶん、手の震えやクリックの振動などで起こる細かいエイムブレを防ぐ効果はあまり期待できません。
滑りの速さ(滑走速度)
滑りの速度は早めです。
滑りの速さ間違いなく早めですが布製マウスパッドらしい適度な抵抗感があり、マウスを大きく振っても早すぎず扱いやすいです。
滑りは早めですが扱いきれる範囲内に収まっているので、「止めるのが大変」「軽すぎてフワフワ」するというようなフィーリングでは無く、スピード性と扱いやすさが両立しています。
止めやすさ(ストッピング性)
止めやすさは控えめ。
マウスを止めようとするとほんのわずかな減速感はあります。
緩いブレーキ感はありますが、マウスパッド側が止めてくれる感触はかなり控えめ。マウスを止めるための軽いアシストといった印象です。
大きくマウスを振ってから止めるためには多少腕に力を込める必要がありますが、静止する間際のピタッと感・グリップ感はしっかりあるので、フリックエイムをした時に狙った所で全く・全然止まらないという印象はありません。
ただ、止めやすさを重視する方は以前レビューした「Pride Black」がおすすめ。重すぎず扱いやすいコントロールタイプのゲーミングマウスパッドです。
沈み込み
マウスを押し込んでもほとんど沈み込みません。
ベース材には厚さ4mmの天然ゴム素材が使われています。
押し込んでみるとかなり硬いクッション性で、指先を強く押し込んでもあまり沈み込まないほど反発力が強いです。
なので、マウスを押し込んでもあまり沈み込まず、よほど力を掛けてマウス操作をしない限り滑走速度が遅くなることはありません。
FPSゲームでの操作感
STORIA「Greed Ruby」は、「軽い初動」「早めの滑走速度」「控えめな止め性能」が特徴のスピード寄りバランスタイプのゲーミングマウスパッド。
初動が軽いので、マウスの動かし初めの引っ掛かり感が無くスムーズに滑り出します。
トラッキングエイムをしている場面で、左右移動(レレレ移動)している敵に対しての左右切り返しエイムのレスポンスも良いです。
早めの滑走速度はフリックエイムや90度/180度の振り向きエイムをする際のマウス操作スピードを引き上げ、エイムを合わせるまでの時間を短縮してくれます。
また、敵の動きに合わせてエイムを動かし続ける「トラッキングエイム」の追従性/安定性/精度を高めてくれます。
止め性能は控えめですが、マウスが完全に止まる間際のピタッと感/グリップ感はしっかりとあるので、とくに止めづらいという印象はありません。
どんなゲームタイトルでも使える操作性ですが、初動が軽く滑走速度も早いので、マウスを動かし続けるトラッキングエイムメインの「Apex Legends」や「Overwatch2」などのアクション性が高くて敵が硬いゲームとの相性が良いです。
本体サイズ
サイズは420mm×490ｍｍとなっています。ローセンシ(低感度)スタイルの方でも安心して使える大判サイズです。
厚み
厚みはゲーミングマウスパッドとしては厚めの4mmとなっており、反発力がかなり強い天然ゴムラバー素材がベース材に採用されています。
反発力こそ強めですがクッション性はきちんと備わっているので、腕や手首をマウスパッドにあずけても硬さは全く感じません。
表面材質/質感
表面材質にはスエード生地が使用されています。
指を滑らせると「キュルキュル」と高い音が鳴るほどにキメ細かい生地で、地肌とアームカバーどちらでもとてもスムーズにすべります。
印刷方法は昇華印刷(繊維を直接転写で染める手法)となっており、マウスパッド右下のロゴマークにも凸凹は無く端から端までスムーズなマウス操作が可能です。
質感
表面の質感はサラサラで滑らかな肌触り。
地肌をすべらせても抵抗は少なくスムーズに滑り、素早くこすれても痛みは感じません。
また、アームカバーとの相性も良くとても滑らかにすべります。
マウスパッド端の加工
マウスパッド端にはキメ細かいステッチ加工が施されています。
縦方向はとても柔らかい肌触りですが、横方向でこすれると少しザラつきがあり引っ掛かりもわずかにあります。
質感
ステッチは滑走面より少しだけ高くなっており、マウスが乗り上げる際にわずかに乗り上げる感触があります。ただ、ステッチ自体が柔らかい仕上げなのでマウスソールとの引っ掛かりはほとんど無く、マウスパッド端の操作性はスムーズで快適です。
巻きグセ
開封直後には少し巻きグセがあります。
ですが、大判サイズかつマウスパッドの自重もずっしり重みがあるので、1日~2日使っていれば完全にフラットな状態になります。
裏面のグリップ性能
滑り止め効果は高いです。
ずっしりと重みがあるラバー素材に、グリップ力を高めるテクスチャ加工が施されておりがっちりとデスク天板に食いつきます。
| デスクの天板材質 | 滑り止め効果 |
| 木製天板 | ◎ |
| アクリル天板 | ◎ |
アクリル天板のような完全にフラットでツルツルな天板・木製天板どちらでも、マウスパッドをズラそうと力を掛けるとデスク自体が動いてしまう程がっちりと食いついてくれます。
まとめ
STORIA「Greed Ruby」は、「軽い初動」「早めの滑走速度」「控えめな止め性能」が特徴のスピード寄りバランスタイプのゲーミングマウスパッド。
スピード寄りのバランスタイプなので、「エイムスピードを上げたい」「マウスをゆっくり動かしても滑りが重くならないマウスパッドを探している」「マウス初動の引っ掛かり感が少ないマウスパッドを探している」という方におすすめの操作フィーリングです。
操作フィーリングとしては「とにかくスムーズな滑り具合」が印象的で、マウスを動かし続けるトラッキングエイムの操作性がとても良いです。
特にゲームスピードが早くてアクション性も高い「ApexLegends」や「Overwatch2」のようなゲームタイトルでは大きなメリットになります。
結論、STORIA「Greed Ruby」は、
「初動が軽めのバランスタイプゲーミングマウスパッドを探している」
「滑りが早めのバランスタイプマウスパッドを探している」
「トラッキングエイムがやり易いマウスパッドを探している」
という方におすすめのゲーミングマウスパッドです。