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【X-raypad Aqua Control Ⅱレビュー】スムーズな操作感が特徴のバランスタイプゲーミングマウスパッド

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X-raypad「Aqua Control Ⅱ」はどんなゲーミングマウスパッド?

X-raypadは2003年に設立されて以来、PCゲーマー向けにプロ仕様のゲーミングマウスパッドやマウス・キーボード用アクセサリの開発・製造を行なっているゲーミングデバイス専業メーカーです。

特にマウスパッドには力を入れており、スピードタイプ・バランスタイプ・コントロールタイプと、幅広い滑走特性の布製ゲーミングマウスパッド全12種類を展開しています。

なかでも「Aqua Control Plus」「Aqua Control Pro」は、VALORANTの世界大会出場選手が使用していたりと、X-raypadのマウスパッドは世界でもトップクラスのプロゲーマーからも高い評価を得ています。

そして今回レビューする「Aqua Control II」は、化学物質不使用、コーティング無しのポリエステル素材を採用したゲーミングマウスパッド。

また、カラー/デザインバリュエーションも豊富で、無地のブラック/ホワイトカラーに、「ブラック・ブルー・グリーン・ピンク」のカラーバリエーションからなる“Sakura(桜)シリーズ”が用意されています。

滑走特性(滑り具合)としては、初動は少し軽め、滑走速度は普通、止め性能は少し控えめと、ややスピード寄りのバランスタイプとなっています。

X-raypad

Aqua Control

販売価格:3,260円(執筆時点)~

どんな方におすすめなのか

X-raypad Aqua Control Ⅱはこのような方におすすめ!
  • 癖がなくて扱いやすいゲーミングマウスパッドをお探しの方

  • ほんの少しスピード感強めのバランスタイプのマウスパッドをお探しの方

  • ゲームタイトルに関わらず使いやすいマウスパッドを探している

  • 初めてゲーミングマウスパッドを購入する方

滑走特性

滑走性能(滑り具合)のタイプは、「バランスタイプ」に分類されます。

ややスピード寄りのバランスタイプで、初動はやや軽く、滑走速度は普通、止め性能はやや控えめとなっており、バランスタイプの中ではややスピード寄りの操作フィーリングです。


ただ、バランスタイプらしい癖のない素直な操作感なので、スピードタイプのマウスパッドからでも、コントロールタイプのマウスパッドからでも、1時間~2時間ほどゲームをプレイしていれば自然と手に馴染むかと思います。

今回は「Sakura Pink」というグラフィックプリントモデルをレビューしていますが、黒・白の無地モデルに比べて少しだけ滑走速度が遅めとのこと。
試せていないので詳しいことは言えませんが、滑走速度のスピードを重視する場合は無地の黒or白モデルを選択するのが良さそうです。

あくまでも筆者個人の感覚に基づくデータですが、グラフすると以下の通り。

以前レビューしたAqua Control Plusと比べるとやや初動が軽く、止めやすさが少し控えめとなっており、少しスピード寄りの操作フィーリング。

実際にマウスを滑らせてみると、スピードが増したというよりも全体的にスムーズさが上昇しているという印象で、特にマウス動かし初めの軽さと減速感の小ささがスムーズな操作性を生み出しています。


初動の軽さ

初動はやや軽いです。

マウスを動かし始めの重さは軽めとなっており、わずかに引っ掛かりを感じます。

静止状態からの動かし初めは一瞬小さな引っ掛かりを感じますが、マウスが滑り出してしまえばその後はスムーズに滑ります。

ごく僅かな手の震えは抑えてくれますが、コントロール系のマウスパッドのように細かいエイムブレをしっかり抑えてくれる効果は期待できません。


滑りの速さ(滑走速度)

滑りの速度は標準的

スピード系マウスパッドのような「すっ飛んでいきそうな軽さ」や「抵抗感が無くてフワフワする」「滑り過ぎを制御するために腕に余計に力が入る」というような操作感ではなく“常にコントロールできる速度”におさまっている印象。


早め・遅めどっち寄りなのかをはっきり言えばほんの少し早めに寄っているかなといった速さとなっています。
滑りが速すぎて制御しづらいということは一切無く、とても扱いやすい滑走速度です。


止めやすさ(ストッピング性)

止めやすさはやや弱め。

止めやすさは「Aqua Control Plus」と比べて最も違っている部分で、マウスを止めようと速度を落としていく時のブレーキ感が弱めに調整されています。

とはいえ、弱めの抵抗感はあるので止めようとすると緩やかにブレーキがかかります。緩やかな減速感で、マウスを止めようとするとじわーっと減速していくフィーリング。

滑走速度がそこまで早くないこともあって止めるために余分な力を込める必要はありませんが、マウスパッド側から得られる減速感は控えめになっています。


沈み込み

マウスを押し込むと少し沈み込みます。

ベース材には柔らかいクッション性がある天然ゴムラバー素材が使われており、厚みが4mmと厚型なこともありマウスを押し込むと少し沈み込みます。

ただ、表面の布素材が硬めかつ、ベース材も指を強く押し込まないと底打ちしないだけの反発力があるので、意図的にマウスを押し付けないと沈み込みは起こらないので、普通に操作している時に滑走速度が遅くなることはありません。


FPSゲームでの操作感

X-raypad「Aqua Control Ⅱ」は、「やや軽めの初動」「控えめな抵抗感」が特徴の若干スピード寄りのバランスタイプゲーミングマウスパッド。

どんなゲームタイトルでも使える癖の少ない操作感ですが、とてもスムーズにマウスが滑るので、トラッキングエイムを多用するApex LegendsやOverwatch2などのアクション性が高いゲームとの相性が良いです。

しかし、マウスを止めようとする時のブレーキ感は控えめなので、細かいエイムやマウスをサッと動かしてピタッと止めるフリックエイムの精度は普通といった印象です。



「少し滑走速度が速めのバランスタイプマウスパッドを探している」「初動の引っ掛かり感が少ないバランスタイプを求めている」方は、X-raypad「Aqua Control Ⅱ」がおすすめです。

X-raypad

Aqua Control

販売価格:3,260円(執筆時点)~

本体サイズ

サイズはLサイズで360×300mm、XLサイズで450×400mm、XLS(スクエア)サイズで500×500mm、XXLサイズで900×400mmとなっています。


厚み

厚みはゲーミングマウスパッドとしては厚めの4mmとなっており、反発力がやや弱めの天然ゴムラバー素材のベース材となっています。

しっかりとしたクッション性があるので腕や手首をマウスパッドにあずけても硬さは一切感じません。


表面材質/質感

表面材質にはコーティング無しのポリエステル繊維をアムンゼン織りという手法で編み上げた生地が採用されています。

ポリエステル生地は水分をほとんど吸い込まず、湿気はもちろん手汗にも強いというメリットがあります。また、摩擦に対しても強く耐久性が高いというのもメリット。

アムンゼン織りとは
  • アムンゼン織りとは、フルーツの梨の皮のような細かい凸凹感を出した織り方の一種で少しザラザラとした質感の布素材のこと

質感

表面の質感は粗目の生地なこともあり少しザラザラとした肌触り。表面を指でなぞると布目のザラつきをはっきりと感じます。

少しザラザラとした肌触りなので若干肌にこすれる感触はありますが、よほど圧力がかかった状態でもなければ痛いという事はありません。
また、地肌の滑りは良く抵抗感は少ないです。

ただ、アームカバーとの相性はあまり良くなく引っ掛かりが生じます。
本当にギリギリ許容できるレベルではありますが、アームカバーを付けた状態での滑りはかなり悪いです。



端の加工

マウスパッド端にはステッチが施されています。

縦方向は柔らかい肌触りですが、横方向でこすれると少し硬さがあり少しひっかかりが生じます。

ステッチは滑走面より少しだけ高くなっており、マウスが乗り上げる際にわずかに乗り上げる感触があります。また、引っ掛かりも強いので、マウスパッド端の操作性は悪いです。

巻きグセ

開封直後にはマウスパッド端に巻きグセがあります。

クッション層が柔らかめなことに加えてマウスパッドの自重がずっしり重めなので、軽く押さえつけたり伸ばしたりすれば、開封直後でもなんとか使えるレベル程度には巻きグセは緩くなってくれます。

しかし、マウスパッドを目いっぱい使うローセンシスタイルの場合には、しっかり巻きグセを取ってからでないと厳しいといった印象です。



裏面のグリップ性能

滑り止め効果は普通です。

ずっしりとした重みがある密度の高いゴムラバー素材に、グリップ力を高めるテクスチャ加工が施されておりしっかりとデスク天板に食いつきます。

デスクの天板材質滑り止め効果
木製天板
アクリル天板

アクリル天板のような完全にフラットでツルツルな天板との相性が悪いようで、マウスパッドに力を掛けて動かすと「ジリジリ」と少しずつズレてしまいます。

しかし木製デスクの場合には、マウスパッドをズラそうと力を掛けるとデスク自体が動いてしまう程がっちりと食いつくので、これは採用されているラバー素材とデスク天板の材質・表面処理との相性によるものだと思われます。



まとめ

X-raypad「aqua control Ⅱ」は、癖が無く扱いやすい標準的な滑走速度、軽めの初動マウスを止める時の減速感が控えめなのが特徴で、スムーズな操作感を求める方におすすめの「バランス型」ゲーミングマウスパッド。

バランスタイプのマウスパッドは、スピード型やコントロール型とは違い何かに特化した操作感ではありませんが、人それぞれ違う感度設定やどんなゲームタイトルでも使いやすいというのが最大のメリットです。


Aqua Control Ⅱ」は、少しスピード性が高いバランスタイプなので、全体的な操作スピードが速めのバランスタイプを求める方には特におすすめです。

逆に、程よく滑って程よく止まる“The バランス”といった操作性を求める場合は、「Aqua Control Plus」をおすすめします。

結論、X-raypad「Aqua Control Ⅱ」は、
「初動が軽めのバランスタイプゲーミングマウスパッドを探している」
「癖が無くて素直な操作感のマウスパッドを探している」
「どのゲームタイトルでも使いやすいマウスパッドを探している」

「トラッキングエイムと適性が高いバランスタイプマウスパッドを探している」
という方におすすめのゲーミングマウスパッドです。

X-raypad

Aqua Control

販売価格:3,260円(執筆時点)~