BenQ ZOWIE「U2」はどんなゲーミングマウスなのか
BenQ ZOWIE「U2」は、「ZOWIEオリジナルの新設計 左右対称デザイン」×「本体重量60g」×「高いグリップ力を誇る表面コーティング」×「ノイズに強く高い通信安定性を誇る無線レシーバー」という特徴を持つワイヤレスゲーミングマウス。
スポーツ科学に基づき開発されたZOWIEオリジナルの新設計左右対称デザインは、マウス中央の絞り込みが深めとなっており、マウスを支える「親指」の角度を緩やかに。
親指の角度には人差し指の動きと相関関係があり、「このマウスをつかみ持ちをすると親指の角度が緩やかになり人差し指のクリック速度が上昇」するとのこと。
「薬指」も指先がかかるマウス前部がスリムなおかげで力が掛かりやすく、親指と薬指で力のかかり加減が偏りにくい設計となっています。
他社ゲーミングブランドが「軽さ」と「高ポーリングレート」を追求する中、BenQ ZOWIEのゲーミングマウスは「持ちやすさ」と「安定性」を追求。
“安定性の高いワイヤレス接続”、“安定した操作感”の左右対称ゲーミングマウスを求めるなら間違いなくおすすめです。
BenQ ZOWIE
U2
販売価格:19,800円(執筆時点)
オリジナル設計の左右対称デザイン
BenQ ZOWIE「U2」はカタログスペック上では本体サイズが長さ124×横幅65×高さ38mmとなっており、高さがやや低めの中型サイズに分類されます。
しかし、実際に指をかけるマウス中央部分では横幅約55mm、マウス前部の横幅は約58mm。
実際に持った感想としては、親指と薬指に関してはかなりスリムな持ち心地で、中小型クラスのようなサイズ感です。
特に親指のグリップポイントはスリムさは顕著で、押し上げ感や窮屈感をとにかく感じづらく、脱力した状態でもマウスを保持しやすいです。
マウストップは全体的に低めかつ曲線が緩やかな形状。
“つかみ持ち”に最適な形状といった印象で、深めのポジションでマウスをつかみ込んでも手のひらを押し上げたり、窮屈さを感じない絶妙なフォルムになっています。
無線通信の安定性を高めるエンハンストワイヤレスレシーバー
BenQ ZOWIEブランドのワイヤレスゲーミングマウスの特徴でもある「エンハンストワイヤレスレシーバー」は、マウスから送られてくる情報の受信方向に指向性を持たせており、データの受信をレシーバーの前側からのみ行う仕様になっています。
受信方向を前方に限定することでワイヤレス接続の安定性を向上させ、他の無線機器が発するノイズが原因で起こるトラブルが起こりづらく、ゲームプレイ中に起こると最悪な「センサー飛び」や「入力遅延」が起こる可能性を最小限に抑えるとのこと。
ここまで無線接続の安定性を追求しているメーカーは他にないので、「安定したワイヤレス接続」を求めるならBenQ ZOWIEのワイヤレスゲーミングマウスシリーズは本当におすすめです。
また、充電スタンド機能も有しており、マウス底面前側にある凹部分にレシーバーの凸の部分をドッキングさせることで充電可能。(マグネット式なので接続は簡単です)
BenQ ZOWIE
U2
販売価格:19,800円(執筆時点)
BenQ ZOWIEとは
ZOWIEは台湾の世界的ディスプレイメーカーであるBenQグループ内のゲーミングデバイスブランド。
中でもBenQ ZOWIEを代表するゲーミングモニターは数々のプロe-Sports大会で公式デバイスとして採用されてきた実績があります。
プロフェッショナルなe-Sports分野を専門とするゲーミングデバイスに特化しており、10年以上にわたってeSportsのプロ競技シーンで実際に採用される高性能で信頼性の高いモニター・マウス・マウスパッドなどのゲーミングデバイスを世界中に展開する老舗ゲーミングデバイスブランドです。
カタログスペック
メーカー | BenQ ZOWIE |
モデル名 | U2 |
本体形状 | 左右対称 |
接続方式 | ・2.4GHz無線 ・有線(USB-Type-C) |
重量 | 60g(実測値61g) |
本体サイズ | 長さ124×横幅65×高さ38mm |
カラーバリュエーション | ブラック |
センサー | PixArt PAW3395 |
DPI | 400/800/1,000/1,200/1,600/3,200 |
ポーリングレート | 125Hz/ 500Hz/ 1,000Hz |
リフトオフディスタンス | 低/ 中/ 高 |
メインクリックスイッチ | Huano製 メカニカルスイッチ |
マウスソール | PTFE製(0.4mm厚) |
バッテリー | 最大70時間 |
ソフトウェア | 本体のみで設定変更可能(プラグ&プレイ仕様) |
付属アクセサリー | ・無線レシーバー兼充電スタンド ・無線レシーバー ・交換用マウスソール ・USB-Type-Cパラコードケーブル×1本 ・USB-Type-Cビニール被膜ケーブル×1本 |
価格(執筆時点) | 19,800円(執筆時点) |
本体形状
本体形状はスポーツ科学を取り入れ開発されたZOWIEオリジナルの“新規形状デザイン”。
マウス前部は細身。
中央部分は深めに絞り込まれておりかなりスリムな形状。
後部は大きめに膨らんだ左右対称形状となっています。
つかみ持ちに最適化されており、「指の角度」「クリック速度」「力のかかり具合のバランス」をベストな状態で使えるデザイン設計。
ZOWIE公式によると、親指の角度には人差し指の動きと相関関係があり、「このマウスをつかみ持ちをすると親指の角度が緩やかになり人差し指のクリック速度が上昇」するとのこと。
「薬指」もマウス前部がスリムなおかげで力が掛かりやすく、親指と薬指で力のかかり加減が偏りにくい設計となっています。
近年流行りのFPSゲームの特徴でもあるアクション性の高いゲームで求められる、水平・垂直方向の素早いマウス操作に対して、持ちやすさを追求するというスタンスで最適化されています。
サイズ
BenQ ZOWIE「U2」はカタログスペック上では本体サイズが長さ124×横幅65×高さ38mmとなっており、高さが少し低めの中型サイズに分類されます。
しかし、実際に親指をかけるマウス中央は横幅約55mm、マウス前部の横幅が約58mm。
実際に持ってみると親指と薬指に関してはかなりスリムな持ち心地で、中小型クラスのようなサイズ感です。
持ち方の相性
筆者の手の大きさは横幅8cm、長さ19cmで、日本人男性の平均サイズです。
指の太さや長さ、それぞれの持ち方、癖、力の込め具合といったさまざまな要因によって感じ方が異なる可能性があります。
つかみ持ち
つかみ持ちとの相性は非常に良いです。
浅めポジション・普通(中央)ポジション・深めポジションと、指をかけるポジションを問わずに非常に高いホールド性を得ることができます。
深めに絞り込まれたマウス側面はつかみ持ちで指を配置するポジションに違和感なく自然とフィットし、大きめに膨らんだマウス後部は、手のひらの母指球と小指球部分に沿う形で柔らかくフィット。
つかみ持ちは指を立てる都合上、保持力を指の力に依存しがちですが、マウス後部に大き目の膨らみがあることで母指球と小指球からも保持力を得ることができ、マウスをがっちりとつかみ込めます。
マウストップは手のひらに程よくフィット。
つかみ持ちは手のひらに密着しすぎると窮屈さを感じますが、BenQ ZOWIE「U2」は高さが低めで平べったい形状。
手のひらに密着しすぎず、窮屈さや突き上げ感の無い絶妙なフォルムデザインです。
浅めポジションのつかみ持ち
浅めポジションに指をかけてもグリップポジションはしっかりと窪んでおりしっかりと力が掛かります。
マウストップのフィット感もちょうど良いです。
浅めポジションのつかみ持ちでは手のひらをマウストップに軽く乗せる形になりますが、低めかつ少し平べったい形状のおかげで手のひらが突き上げられる感触は無く、保持力と操作性のバランスは良好。
浅めポジションつかみ持ちの利点でもある指の曲げ伸ばし動作を利用した細かいマウス操作がやり易く、操作幅もしっかりと確保できます。
つまみ持ち
つまみ持ちとの相性は良いです。
つまみ持ちは“指を伸ばすスタイル”と、“指を立てるスタイル”がありますが、まずは指を伸ばすスタイルの感想から。
“指を伸ばす”スタイルはポジションを問わず高いフィット感と保持力を得ることができます。
表面コーティングのグリップ力が高いことも相まって、指先が滑る心配も無くがっちりとつまみ持つことができます。
また、どのポジションで持っても手のひらにマウストップが触れることはなく、指先を使った細かなマウス操作の妨げにはなりません。
指を立てるつまみ持ちスタイル
“指を立てる”スタイルのつまみ持ちは、普通(中央)ポジション・深めポジションでは保持力を十分に得ることできます。
しかし、浅めポジションでマウスを保持しようとするとマウス後部の膨らみが小指部分に来るので、手のひらの大きさが標準的な筆者でも若干力がかかりづらいです。
そして、深めポジションを指を立てるスタイルで持つと、手のひらとマウスの間にゆとりがほとんど確保できないため、FPSでリコイルコントロールなどでマウスを下方向に動かすとマウストップがあっさり触れてしまいます。
まとめると、つまみ持ちとの相性は良くフィット感・保持力共に高水準。
小指の収まりの悪さと力のかかりにくさも無いので、“指を立てるスタイルで「浅め」「深め」のポジションに指をかけるスタイル”以外なら、このマウスを選択肢に入れるのは良い選択肢かと思います。
BenQ ZOWIE
U2
販売価格:19,800円(執筆時点)
重量
本体重量はカタログスペック上では「60g」。実測値では「61g」でした。
60gは絶妙な重量感で「軽い操作感」と「操作安定感」のバランスがとても良いと感じます。
近年トレンドである超軽量40g級マウスのような特化したフィーリングはありませんが、安定した操作感という意味では完成されています。
重量バランス
重量バランスは中心に位置しています。
マウス底面の前側に充電ドックとの接続用端子があり、一見重心は前側寄りなイメージがありますが重心はマウスのちょうど中心。
前側・後ろ側ともに引っ張られる感覚は無く、マウスを大きく振ったときの引きずり感もありません。違和感なく素直な操作性です。
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは非常に良いです。
マウス本体は頑丈の一言で、側面を強く押し込んでも軋み音は鳴らず、シェルの撓みも一切ありません。
メインクリックの左右ブレも無く優秀。当然左右ズレによるグニャりとした嫌な感触もありません。
ホイールもかっちりとした剛性感があり、左右ズレ・カタつきも全く無い高品質な仕上がり。
また、激しくマウスを振っても音は鳴りません。全てのパーツが適切に取り付けられています。
表面質感・コーティング
表面の質感は光沢感のないマットな質感でしっとりとした肌触り。
強い滑り止め効果があるコーティングが施されており、指に吸い付きしっかりと引っかかります。
表面のコーティングには高いグリップ力があり、グリップテープ無しでも何の問題もなく使う事ができます。
マウスを使っていると指紋がはっきり見えるくらいに残りますが、これは滑り止め効果のあるコーティングだとどうしても避けられない所。
ハンカチなどで乾拭きをしても指紋が取れづらいのは難点ですが、グリップ力(滑り止め効果)とのトレードオフなので致し方ありません。
メインクリック・クリックフィーリング
メインクリックにはHuano社製メカニカルスイッチを搭載。
少し柔らかめで滑らかな押し心地に、大人しいめのクリック音が特徴のメカニカルスイッチです。
クリックフィードバック(スイッチ感)はやや強め。押し込んだ際にはしっかりとしたスイッチ感を感じます。
メインクリックフィーリング
クリックの重さは標準的。
標準的なスイッチ感で癖の無いクリックフィーリング。
クリック音はやや静かめといったところで、低めカチカチ系のクリック音です。
左右ボタンどちらも押し心地が一定でクリック感触に違いはありません。
クリック入力までの遊び(デッドゾーン)も無く、力を入れれば即座にクリックが可能。
スイッチの戻りも早く、単発撃ちや2発のタップ撃ちもモタつかずしっかりと撃ち分けることができます。
メインクリックボタンは中央部分がほんのり窪んだ形状となっており、ボタンの中央に指をかけるとほんの少し指を支えてくれる感触があります。
窪みの深さはかなり浅いので指を置くポジションを限定されることはありません。
なので、ボタンの外側や内側を押しても違和感はありません。
サイドボタン
サイドボタンの押し心地は標準的な重さ。
ボタンのサイズが大きめで、取り付け位置もやや後ろ寄りなのでアクセス性はかなり良いです。
出っ張りは指をスライドさせてもボタン端に引っかからない程度の飛び出し。
サイドボタンの形状は横幅が広めで平べったく、指先・指の腹どちらでも押しやすいです。
ボタンの端はラウンド加工(角を丸めた加工)がされており、指をスライドさせたときにボタンがひっかかってしまうと起こる誤入力トラブルは起こりづらい設計になっています。
サイドボタンフィーリング
サイドボタンクリックの重さは標準的。
クリック感ははっきりとしたスイッチ感があり、カチカチ系のクリック音。
クリック入力までの隙間(デッドゾーン)も無いので力を入れれば即座にクリック入力ができます。
ボタンもきっちりと取り付けられておりカタつき無し。
クリックボタンのどこを押してもほとんどフィーリングは変わりません。
また、サイドボタン端を押し込んでも若干押し心地が重くなる程度の変化に収まっています。
かなり浅めのポジションで持っても手前サイドボタンには指が届くので、サイドボタンに咄嗟に入力するキーを割り当てをしていても問題ありません。
ボタンの上を指でなぞった程度ではクリックされませんが、力をかければ即座に入力できる硬さなので咄嗟の入力速度は良好。
クリックがモタつく印象は一切なく、瞬時に使いたいキーの割り当てをしても問題ないと感じました。
ホイール
ホイールの飛び出しは低め。回し心地は柔らかめのフィーリングです。
ホイールを1周回すと24回スクロールされる全24段階式のマウスホイールを搭載。
スクロール毎のフィードバック(コリコリ感)は柔らく控えめで、滑らかな回し心地となっています。
あっさりとしていますが1スクロール毎のフィードバックはきちんと感じるので、高速でスクロールした場合にどれだけ回しているのか分からなくなるのが苦手な方でも問題はないかと思います。
ホイールクリック
ホイールクリックの重さはやや軽め。
重たくて押しづらいことも多いホイールクリックは、跳ね返りが重すぎず、柔らかめのタッチで押しやすいです。
クリックするまでの間に遊び(デッドゾーン)がほんの少しありますが、押し心地が柔らかめなので重たさ・硬さは感じません。
ただ、どうしてもホイールスクロール中に誤って押し込んでしまわない程度の硬さはあるので、咄嗟に入力するキーの割り当ては、「どうしても! 」という場合を除いておすすめはしません。
センサー
センサー位置は中央に搭載されています。
ゲーミングマウスの心臓部であるセンサーには数々のゲーミングマウスに搭載され“信頼性の高い”PiXArt社製ハイエンドセンサー「PAW3395」を搭載。
e-Sportsのプロシーンで使用される多くのゲーミングマウスに採用されているプロ仕様のセンサーです。
DPIは400/800/1,000/1,200/1,600/3,200から選択可能。本体底面のDPIボタンを押すことで変更が可能です。
ポーリングレート
ポーリングレートは125Hz・500Hz・1,000Hzの3段階。
ポーリングレートは本体底面のスイッチを押すことで各レートに変更が可能です。
ポーリングレートについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
LOD(リフトオフディスタンス)
LOD(リフトオフディスタンス)は低・中・高から選択可能。
LODを「低」に設定するとほんの少しマウスが持ち上がるだけでセンサー検知が途切れてくれるため、マウスホームポジションに戻す際に行う「持ち上げる」、「置きなおす」動作をする際のエイムブレを最小限に抑えることができます。
ただ、理論上では「低」に設定するのがベストですが、人それぞれ違う“マウスの持ち方”や“癖”によってはセンサー検知が途切れ途切れになってしまう事もあるので、そういった場合には素直にLOD設定を「中」に設定するのがおすすめです。
LODの設定変更はマウスの電源をOFFにした状態で、特定のボタンを押しながら再び電源をONにすることで設定変更が可能です。
LOD:低 | ・「手前サイドボタン」と 「左クリックボタン」を押しながら電源ON |
LOD:中 | ・「奥側サイドボタン」と 「左クリックボタン」を押しながら電源ON |
LOD:高 | ・「手前サイドボタン」と 「左・右クリック両方」を押しながら電源ON |
リフトオフディスタンスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
マウスソール
厚み0.4mm、PTFE製2点式の大判マウスソールが貼り付けられています。
マウスソール端のエッジ処理は適切でラウンド加工(角を丸める加工)が施されていおり、マウスパッドに引っかかることはありません。
また、予備が1セット分のマウスソールが標準で付属しています。
滑り具合
2点式の大判ソールなので、滑り速度は若干控えめで止めやすさは高め。
初動は標準的な重さ、滑り速度は少し遅めのコントロール寄りの操作フィーリング。
実際にマウスを動かしてみた感想としては、エイムスピードは控えめですが、“止め”がやり易く、トラッキングエイムはそつなくこなしながら、フリックエイムのやり易さをアシストしてくれる印象です。
バッテリー
最大70時間の連続使用が可能。2時間でフル充電が可能です。
近年のゲーミングマウスとしてはバッテリー持ちは良いです。
ケーブル・レシーバー
付属しているパラコードケーブルは柔らかい布巻ケーブルとなっており、メーカー純正パラコードケーブルとしてはかなり柔らかく重量も軽め。
ゲーム中に充電が切れた時に接続しても、特別重たい感じやケーブルのしなりがモタつく感じはありません。
レシーバー
「エンハンストワイヤレスレシーバー」と名付けられた充電スタンド兼ワイヤレスレシーバーは、約100g(実測値)とずっしりとした重みがあり、底面には滑り止めゴムラバーが取り付けられています。
ワイヤレスレシーバー機能も備えており、背面にUSBケーブルを差し込むことでワイヤレス接続が可能。
BenQ ZOWIEのワイヤレスゲーミングマウスの特徴でもある「エンハンストワイヤレスレシーバー」は、マウスから送られてくる情報の受信方向を前方のみに絞られています。
無線通信の受信方向を前方に限定することで他の電子機器が発するノイズ干渉を受けづらく、ゲームプレイ中に起こると最悪な「センサー飛び」や「入力遅延」が起こる可能性を最小限に抑えてくれます。
また、充電スタンド機能も有しており、マウス底面全部にある凹部分にレシーバーの凸の部分を乗せることで充電可能。マグネットが内蔵されているので簡単に外れることはありません。
付属品として、エンハンストワイヤレスレシーバーに加えて通常の無線ドングルも付属。
レシーバーが2つ付属している理由は無線通信可能範囲の違いによるもので、エンハンストワイヤレスレシーバーは通信強度が強い代わりに通信可能範囲が狭く最大50cm。
ですが、通常のワイヤレスレシーバーは2.0mと通信可能距離が長いため、どうしてもマウスの近くにレシーバーを設置できない場合には通常のレシーバーを使用することで安定したワイヤレス接続が可能です。
プラグ&プレイ(ソフトウェアインストール不要)
BenQ ZOWIE「U2」は、PCにソフトウェアをインストールしなくてもマウス本体のみで全ての設定変更ができる“プラグ&プレイ”仕様が採用されています。
マウス本体だけでDPI / ポーリングレート / LOD(リフトオフディスタンス) / デバウンスタイム(クリックの応答速度) / MotionSyncのON/OFF 全ての設定を変更可能。
DPIは400(ランプカラー:赤)/800(ランプカラー:紫)/1,000(ランプカラー:水色)/1,200(ランプカラー:黄緑)/1,600(ランプカラー:青)/3,200(ランプカラー:緑)から選択可能。本体底面のDPIボタンを押すことで変更ができます。
ポーリングレートは125Hz/500Hz/1,000Hzから選択可能。こちらも本体底面にあるボタンを押すことで変更できます。
LOD・デバウンスタイム・MotionSync設定の変更は電源をOFFにした状態で特定のボタンを押しながら電源をONにすることで変更可能。
各種設定の変更方法はこちら↓にまとめました。
LOD設定 | ・「低」:手前サイドボタンと左クリックを同時に押しながら電源ON ・「中」:奥側サイドボタンと左クリックを同時に押しながら電源ON ・「高」:手前サイドボタンと左右クリックを同時押ししながら電源ON |
デバウンスタイム(クリックの応答速度) | ・「高速」:手前サイドボタンを押しながら電源ON ・「普通」:奥側サイドボタンを押しながら電源ON |
MotionSyncのON/OFF | ・「ON」手前サイドボタンとマウスホイールをクリックしながら電源を入れる ・「OFF」奥側サイドボタンとマウスホイールをクリックしながら電源を入れる |
付属品
USBType-Cパラコードケーブル1本、
USBType-Cビニール被膜ケーブル1本、
無線レシーバー兼充電スタンド(エンハンストワイヤレスレシーバー)、
無線ドングル、無線ドングル延長用アダプター、
交換用マウスソール1セット、説明書(日本語翻訳あり)が付属。
まとめ
BenQ ZOWIE「U2」はつかみ持ちに最適化された左右対称デザインのゲーミングマウス。
特徴をまとめると以下のとおりです。
BenQ ZOWIE「U2」は、“ワイヤレス通信の安定性”とスポーツ科学に基づき生み出された“持ちやすさ”と、“ノイズに強く安定性の高い無線通信”を特徴とする、つかみ持ちに最適化されたゲーミングマウス。
スポーツ科学を取り入れ開発されたZOWIEオリジナルの新規設計マウスデザインは、つかみ持ちにおいてどのポジションで持っても高い保持力を得ることができ、特に「親指と薬指フィット感」と、「力のかかり具合」のバランスが優れています。
マウスの心臓部であるセンサーには数々のゲーミングマウスに採用され、プロe-Sportsシーンで使用されるゲーミングマウスにも数多く搭載されているPixArt社製ハイエンドセンサー「PAW3395」を搭載。
インストール不要ながらDPIやポーリングレートなど全ての設定変更をマウスのみで完結できるプラグ&プレイ方式を採用しています。
本体重量は軽量級の60g。
ビルドクオリティも非常に高く、軋み音は鳴らず撓みも一切ありません。
表面コーティングも上質の一言。
高いグリップ力を備えておりマウスに指先ががっちりとかかります。
結論、BenQ ZOWIE「U2」は、
「つかみ持ちに最適なマウスを探している」
「持ちやすさを追求したマウスを探している」
「ワイヤレス接続の安定性が高いマウスを探している」
「表面コーティングのグリップ力が高いゲーミングマウスを探している」
という方におすすめのゲーミングマウスです。
以上、BenQ ZOWIE「U2」のレビューでした。
BenQ ZOWIE
U2
販売価格:19,800円(執筆時点)