リフトオフディスタンス(LOD)とは
「リフトオフディスタンス(LOD)」とは、マウスをデスクから持ち上げる際に何mm離れたらセンサーが反応しなくなるのかを調整する機能。
近年のゲーミングマウスのほどんどに搭載されている機能で、多くの機種で「短い」「長い」の2段階調整が可能です。
リフトオフディスタンスが短ければ、マウスを持ち上げてまた置きなおす一連の動作の際に、意図しないエイムの動きを大幅に抑えることができます。
マウスがマウスパッドに密着していないとセンサーが反応しないので、正確なマウス操作が可能です。
逆にリフトオフディスタンスが長いとマウスを多少持ち上げた状態でもセンサーがマウスの動きを読み取ってしまうので、マウスを持ち上げて置きなおす際に意図しないエイムの動きが増えてしまいます。
マウスが多少浮いていてもエイムができるというメリット面はありますが、とにかく細かいエイムのブレ(ズレ)が起こりやすくなるので、特にFPSゲームではデメリットが大きいです。
最適なリフトオフディスタンスの設定
結論からいうと、リフトオフディスタンスは「低ければ低いほど良い」です。
マウスを操作していると必ず、腕や手首をホームポジションに戻すために“持ち上げる”という動作を行います。
この一連の動作をしたときに、リフトオフディスタンス設定の長さによってマウスのセンサー挙動が大きく変わってきます。
リフトオフディスタンスが長い場合
リフトオフディスタンスが長いと、センサーの検知が途切れるまでの時間が長いのでマウスが浮いた状態でもエイムが動いてしまい、どうしても“エイムブレ(ズレ)”に悩まされやすいです。
当然、マウスを置きなおす時にも同じ問題が起こるので、静かにマウスを置かないとさらにエイムブレが大きくなってしまいます。
また、マウスを高めの位置まで浮かせないとセンサーが反応し続けてしまうので、マウスを持ち上げる際には意識して高めに浮かせる必要があります。
リフトオフディスタンスが短い場合
ですが、リフトオフディスタンスが短いと、少しマウスを浮かせただけでセンサーの検知が途切れてくれます。
マウスが少し浮いたら即座にセンサー検知が途切れてくれるので、意図しないエイムの動きが抑えられ、自分が行ったマウス操作だけがエイムに反映されるようになります。
マウスを置きなおす際もギリギリまでセンサーが反応しないので、素早く置きなおしても大きなエイムブレにはなりません。
まとめ
今回はリフトオフディスタンスについて解説してきました。
この記事をまとめると以下の通り。
また、こちらの記事ではリフトオフディスタンスを7段階で調整できるゲーミングマウスのレビューをしています。
リフトオフディスタンスを細かく調整したいという方は是非参考にしてみてください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。