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Gamesense「Radar」はどんなゲーミングマウスパッド?
Gamesenseは、2020年に設立されたゲーミングデバイス専業ブランド。
アメリカニュージャージー州に本拠を構え、ゲーミングマウスパッドを中心にゲーム用アイテムを展開しています。
そして今回はGamesense「Radar」をレビュー。
滑走特性(滑り具合)としては、“程よい重みの初動”、“早めの滑走速度”、“止め性能は標準的”という、本来合わさる事が無いスピーディな操作感とコントロール性を兼ね備えた、ハイスペックゲーミングマウスパッドとなっています。
どんな方におすすめなのか
滑走特性
滑走性能(滑り具合)のタイプは、「スピード寄りバランスタイプ」に分類されます。
実際にマウスを滑らせてみるとスピード寄りのバランスタイプといった操作性で、初動にはほどよい重みがあり、滑走速度は早め、止め性能は標準的という独特の操作フィーリング。
全体的にはスピーディーな操作感で、特にマウスを大きく振ったときには結構な早さを感じます。
ですが、マウスを止めようと操作スピードを落としていくと“徐々に滑りが遅く”。
そして、マウスを止める直前にはバランスタイプのマウスパッド程度の重みになります。
感覚的には「マウスを早く動かしている時は素早く」「ゆっくり動かしている時は遅めに滑る」という形で滑走速度が切り替わっているように感じます。
※あくまでも筆者個人の感覚に基づくデータですが、グラフすると以下の通り。
滑走速度が速めなのに、適度なコントロール性が備わっている少し特殊な滑走特性。
とはいえ、大きな癖は無くバランスタイプらしい扱いやすい操作フィーリングとなっています。
実際にマウスを滑らせてみると、大きな操作は素早く・小さな操作は遅めにマウスパッド側で滑りの速度を少し調整してくれている感触があります。
文章で見ると理想的な操作フィーリングですが、トラッキングエイムをしている場面でエイムを左右に切り返すタイミングでは「速度が落ち込んだ時に増える重みが、少しだけ左右の切り返しの邪魔」になっていると感じます。
おそらくは、マウスの操作スピードによって少し変化する滑走速度(滑り具合)がこういった違和感に繋がってしまうのかなという印象。
ただ、パッと動かしてピタッと止めるフリックエイムや、細かくマウスを動かす精密なエイム操作では都合が良く、総合的に見るとメリットの方が大きいと思います。
初動の軽さ
初動は標準程度です。
マウスを動かし始める際の初動には程よい重みがあり、細かなエイムブレを防いでくれます。
バランスタイプのような程よい重さとなっており、細かい手の震えやクリック時の振動が原因の細かいエイムブレを防いでくれます。
滑りの速さ(滑走速度)
滑りの速度は早めです。
滑りの速さ間違いなく早めで、マウスを大きく振った時のスピード感はバランスタイプとしてはかなり早め。
ただ、滑りが速すぎて制御しづらいということは無く扱いやすい速度感に収まっています。
滑りは早めですがちゃんと抵抗感はあるので「止めるのが大変」「軽すぎてフワフワ」するというようなフィーリングでは無く、“扱い切れる速さ”の範囲内でおさまっています。
止めやすさ(ストッピング性)
止めやすさは普通。
マウスを止めようとすると緩やかなブレーキ感を得られます。
そして、そのまま減速させていくと徐々に重みが増していき、静止する寸前にはコントロールバランスタイプ程度の重みがありしっかりとマウスを止めてくれます。
Gamesense「Radar」は滑走速度が速めなので、この少し強めの減速感は素直にうれしいポイント。やや強めの減速感がマウスを止める動作をアシストしてくれるので、余分な力を込める必要はありません。
沈み込み
マウスを押し込んでもほとんど沈み込みません。
ベース材には厚さ3mmのゴムラバー素材が使われています。
押し込んでみると硬さは全く感じませんが、指先を強く押し込んでも底打ちしないくらいにはクッション層の反発力が強めです。
なので、マウスを押し込んでもあまり沈み込まず、マウス操作時に滑りの速度が遅くなることはありません。
FPSゲームでの操作感
Gamesense「Radar」は、「程よい初動の重さ」「早めの滑走速度」「標準的な止め性能」が特徴のスピードとコントロール性の両方を兼ね備えた“スピード寄りバランスタイプのゲーミングマウスパッド”。
初動の程よい重みは、手の震えやクリック時の振動が原因で起こる“細かいエイムブレ”を抑えてくれます。また、引っ掛かり自体はかなり小さいので、細かいエイムの操作性も良いです。
早めの滑走速度はスムーズな操作感をもたらし、180度や90度の振り向きエイムを素早く。
また、敵の動きに合わせてマウスを動かし続けるトラッキングエイムの追従性と精度も高めてくれます。
標準的な止め性能はバランスタイプらしく扱いやすいフィーリングで、ほどよい抵抗感がマウスを滑らかに減速させてくれます。
また、このマウスパッドの持ち味である“早めの滑走速度”と組み合わせることで、精度は維持しつつ素早いフリックエイムを行う事ができます。
ゲームタイトルとの適性も広く、Apex LegendsやOverwatch2のようなトラッキングエイムメインのゲーム、初弾の精度が重要なVALORANTのようなタクティカルシューティングどちらでも使いやすい操作フィーリングです。
本体サイズ
サイズはLサイズで500mm×500mmのスクエアサイズ、XLサイズで500mm×1000mmのデスクマットサイズとなっています。
厚み
厚みはゲーミングマウスパッドとしては厚めの3mm/4mmとなっており、反発力強めのゴムラバー素材がベース材に採用されています。
反発力こそ強めですがクッション性はきちんと備わっているので、腕や手首をマウスパッドにあずけても硬さは全く感じません。
表面材質/質感
表面材質にはコーティング無しのマイクロファイバー生地が使用されています。
また、耐湿性も備えているとのことで、湿気による滑り具合変化への対策もしっかりされています。
質感
表面の質感はマイクロファイバー生地なこともありサラサラの肌触り。
地肌をすべらせても抵抗感少なくスムーズに滑り、素早くこすれても痛みは感じません。
また、アームカバーとの相性も良くとても滑らかにすべります。
マウスパッド端の加工
マウスパッド端にはダブルステッチが施されています。
ステッチは滑走面よりほんの少しだけ高くなっていますが、マウスが乗り上げる際にはほとんど乗り上げる感触はありません。また、引っ掛かりも少ないのでマウスパッド端の操作性は良いです。
質感
マウスパッド端の感触ですが、横方向・縦方向ともにほぼ同じ「少し硬め」の肌触りとなっています。
軽くこすれた程度では痛みはありませんが、素早くこすれたり、腕の重みが掛かった状態でこすれるとかなり強いこすれ感があります。
地肌が繰り返し擦れると痛みが出そうな質感なので、マウスパッド端付近をゲームプレイ中に使用する場合はアームガード(アームカバー)の使用をおすすめします。
巻きグセ
開封直後からマウスパッドには巻きグセはほとんどありません。
大判サイズかつマウスパッドの自重もずっしり重いので巻きグセはほぼ無く、開封直後でも万全の状態で使い始めることができます。
裏面のグリップ性能
滑り止め効果は高いです。
ずっしりとした重みがあるラバー素材に、グリップ力を高めるテクスチャ加工が施されておりしっかりとデスク天板に食いつきます。
デスクの天板材質 | 滑り止め効果 |
木製天板 | ◎ |
アクリル天板 | ◎ |
アクリル天板のような完全にフラットでツルツルな天板・木製天板どちらでも、マウスパッドをズラそうと力を掛けるとデスク自体が動いてしまう程がっちりと食いついてくれます。
まとめ
Gamesense「Radar」は、「程よい初動の重さ」「早めの滑走速度」「標準的な止め性能」が特徴のスピードとコントロール性の両方を兼ね備えた“スピード寄りバランスタイプのゲーミングマウスパッド”です。
バランスタイプのマウスパッドの中では滑りの速度が早めなのに、バランスタイプらしい初動の重み・止め性能を備えているので、「滑りの速さが早いバランスタイプのマウスパッド」が欲しいという方にはドンピシャでハマるかと思います。
操作フィーリングとしては、「スムーズな滑り具合」と「適度な重みで扱いやすい止め性能」が両立しているので、Apex LegendsやOverwatch2のようなトラッキングエイムメインのゲームでも、初弾の精度が重要なVALORANTなどのタクティカルシューティングどちらでも使いやすい操作性です。
結論、Gamesense「Radar」は、
「素早く滑って、ほどよく止まるマウスパッドを探している」
「どのゲームタイトルでも使いやすいマウスパッドを探している」
「トラッキングエイムと適性が高いバランスタイプマウスパッドを探している」
という方におすすめのゲーミングマウスパッドです。