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【X-raypad Aqua Control Zero(零)レビュー】コントロールバランスタイプながら、スムーズさを備えたゲーミングマウスパッド

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X-raypad「Aqua Control Zero」はどんなゲーミングマウスパッド?

X-raypadは2003年に設立されて以来、PCゲーマー向けにプロ仕様のゲーミングマウスパッドやマウス・キーボード用アクセサリの開発・製造を行なっているゲーミングデバイス専業メーカー。

特にマウスパッドには力を入れており、スピードタイプ・バランスタイプ・コントロールタイプと、幅広い滑走特性の布製ゲーミングマウスパッドを全13種類 展開しています。

なかでも「Aqua Control Plus」と「Aqua Control Pro」は、VALORANTの世界大会出場選手が使用していたりと、X-raypadのマウスパッドは世界でもトップクラスのプロゲーマーからも高い評価を受けています。

そして今回レビューする「Aqua Control Zero」は、コントロール寄りバランスタイプのゲーミングマウスパッド。

滑走特性(滑り具合)としては、初動は標準的な重さ、滑走速度はほんの少し遅め、適度な止め性能となっています。
バランスタイプらしい扱いやすさはそのままに、コントロール性がプラスされた、とてもバランスが良いゲーミングマウスパッドです。



また、当サイトでレビューしてきた「Aqua Control Plus」「Aqua Control Ⅱ」ではやや不足感があった、裏面の滑り止め力(グリップ)と、高さが気になったエッジのステッチ加工が改善されており、マウスパッドを端から端まで使う“ローセンシ”スタイルの方でも安心使える仕様になっています。

X-raypad

Aqua Control Zero

販売価格:3,490円(執筆時点)~



どんな方におすすめなのか

X-raypad Aqua Control Zero(零)はこのような方におすすめ!
  • 癖のないバランスタイプのマウスパッドを探している

  • 少しコントロール性が高めのマウスパッドを探している


  • 初動が重いのは嫌だけど、滑りは遅めのマウスパッドを探している


  • ゲームタイトルに関わらず使えるマウスパッドを探している

滑走特性

滑走性能(滑り具合)のタイプは「コントロール寄りバランスタイプ」に分類されます。


初動はバランスタイプらしい適度な重みがあり、滑走速度はやや遅め止め性能はほんの少し高めに仕上がっています。

実際にマウスを滑らせてみるとそれほどコントロール性は強くなく、素直で扱いやすい操作フィーリング。
全体的にはバランスタイプらしい素直で扱いやすい操作性をそのままに、少しコントロール性がプラスされている印象です。

また、当サイトでレビューしている「Aqua Control Plus」「Aqua Control Ⅱ」では若干不足感があった、裏面のグリップ(滑り止め)性能と、マウスパッド端のステッチ加工が進化しており、操作性が大幅に良くなっています。


ローセンシスタイルでマウスパッドを端から端まで目いっぱい使う方でも、マウス操作は安定しておりマウスパッド本体がズレることもありません。



※あくまでも筆者個人の感覚に基づくデータですが、グラフすると以下の通り。

初動は標準的な重み・滑走速度はやや遅めなので、マウスの操作速度はやや遅め。

ほどよい抵抗感があるので、マウスを素早く動かした場合にも早く滑り過ぎないようにスピードを抑えてくれているイメージです。

止め性能はコントロール寄りバランスタイプらしく少し高めですが、急激に減速するフィーリングではなく滑らかな減速感です。

全体的には“間違いなくバランスタイプの操作感”なので、コントロールタイプの様な強い抵抗感は無く、“スムーズ感”・“スピード感”はしっかりと備わっています。



初動の軽さ

初動は標準的な重みです。

マウス動かし初めの初動はバランスタイプらしい程よい重み。一瞬引っ掛かりは感じますが重みは長引かず、滑り始めてしまえばスムーズに動きます。

また、トラッキングエイムをした時の左右切り返しも引っ掛かり感はほとんど無いので、敵の左右移動(レレレ移動)に対してもしっかりとエイムを追従させることができます。

また、初動がやや重めなので、手の震えやクリックの振動などによる細かいエイムブレを防ぐ効果もしっかりと備わっています。



滑りの速さ(滑走速度)

滑りの速度はやや遅め。

滑りの速度はコントロール寄りのバランスタイプらしく少し遅めになっています。
しかし、バランスタイプの中では遅めという速度感なので、スピード感・スムーズさはしっかりと備わっています。

なので、特段マウスの操作スピードが遅い感じや、マウスを大きく振ったときのモタつきはありません。
コントロールタイプのような「しっかり遅い」フィーリングではなく、程よい抵抗感が早く滑り過ぎないように最高スピードを少し抑えてくれているイメージです。


止めやすさ(ストッピング性)

止め性能はほんの少し強め。

マウスを止めようとすると程よいブレーキ感がありますが、抵抗感自体はそこまで強くなく、滑らかな減速性で扱いやすいです。

コントロール系マウスパッドのような急激なブレーキ感はありませんが、止めようとマウスを減速させると滑らかに速度が落ちていくフィーリング。

また、マウスを止める際に腕に力を入れる必要はありません。

滑走速度がやや遅めにチューニングされていることもあり、マウスパッドの減速力だけでしっかり止まります。


沈み込み

マウスを押し込むと少し沈み込みます。

ベース材には厚さ4mmの天然ゴム素材が使われています。

表面の布地はフワッと柔らかいクッション性ですが、ベース材(クッション層)は指先を強く押し込んでも強めに押し返すだけの反発力があり底つきはおこりません。


なので深く沈み込むことはありませんが、力を掛けてマウス操作をする場合には若干の沈み込みは発生します。


FPSゲームでの操作感

X-raypad「Aqua Control Zero」は、「ほどよい重みの初動」「やや遅めの滑走速度(滑り速度)」「ほんの少し強めの止め性能」という特性のコントロール寄りバランスタイプのゲーミングマウスパッド。

マウスをサッと動かしてピタッと止めるフリックエイムもやり易く、咄嗟の振り向きなどの大きなエイム操作の精度も高い水準で安定する印象です。

操作性としてはバランスタイプらしい癖の無い素直な操作性となっており、どんなゲームタイトルでも使える操作性です。
しかし、初動が少し重めで、滑りの速度も抑え気味なので、エイムの速さよりも“精密”さを求められる「VALORANT」などのタクティカルシューティングゲームとの相性が良いです。


X-raypad

Aqua Control Zero

販売価格:3,490円(執筆時点)~




本体サイズ

サイズはLサイズで360×300mm、XLサイズで450×400mm、XLS(スクエア)サイズで500×500mm、XXLサイズで900×400mmとなっています。

厚み

厚みはゲーミングマウスパッドとしては厚めの4mm。
ソフトな質感ながらしっかりとした反発力がある天然ゴムラバー素材がベース材に採用されています。

反発力こそ強めですがクッション性はきちんと備わっているので、腕や手首をマウスパッドにあずけても硬さは全く感じません。


表面材質/質感

Aqua Control Plus」、「Aqua Control Ⅱ」と比べて目が細かい布が使用されており、肌触りが滑らかになっています。

材質についての明記が公式サイトにされていないのではっきりとは言い切れませんが、実際に触った感触的にはポリエステル繊維の布だと思われます。


質感

Aqua Control Plus」、「Aqua Control Ⅱ」と比べると、明らかに表面の布素材の柔軟性が増しており、少しザラつきのあった肌触りもとても滑らかになっています。

地肌をすべらせても抵抗は少なくスムーズに滑り、素早くこすれても痛みは感じません。
また、アームカバーとの相性が悪い問題もしっかりと改善されており、アームカバーを着用した状態での引っ掛かり感はかなり少なくなっています。


マウスパッド端の加工

マウスパッド端にはキメ細かいステッチ加工が施されています。

柔らかい糸によって編み込まれているので肌触りが柔らかく、地肌が擦れてもザラつきや引っ掛かりはありません。

縦方向・横方向ともに柔らかい肌触りでザラつき感はほとんどありません。
縫い目の都合上どうしても横方向はどうしても滑りは悪いですが、引っ掛かり感はほぼ無く、どちらの方向でもスムーズに滑ります。


質感

ステッチは滑走面と同じ高さとなっており、マウスが乗り上げてしまっても乗り上げる感触はありません。

また、ステッチ自体も柔らかい仕上げなのでマウスソールの引っ掛かりも無く、マウスパッド端でも操作性は快適です。

巻きグセ

開封直後には少し巻きグセがあります。

ですが、マウスパッド自体にずっしり重みがあるので、2日~3日使っていれば完全にフラットな状態になります。


裏面のグリップ性能

滑り止め効果は高いです。

ずっしりと重みがあるラバー素材に、グリップ力を高める円形のテクスチャ加工が施されておりデスク天板にがっちり食いつきます。

デスクの天板材質滑り止め効果
木製天板
アクリル天板

アクリル天板のような完全にフラットでツルツルな天板・木製天板どちらでも、マウスパッドをズラそうと力を掛けるとデスク自体が動いてしまう程グリップ力が高いので、激しいマウス操作をしてもズレることはありません。


まとめ

X-raypad「Aqua Control Zero」は、「標準的な重みを感じる初動」「やや遅めの滑走速度」「少し強めの止め性能」が特徴の“コントロール寄りバランスタイプ”のゲーミングマウスパッド。

バランスタイプのなかでは若干コントロール性が高めの操作性なので、VALORANTなどのタクティカルシューティングゲームとの相性が良いです。
ですが、しっかりとスピード感・スムーズさは備わっているので、ApexLegendsやOverwatch2などのトラッキングエイムメインのゲームでも何の問題もなく使う事ができます。


結論、X-raypad「Aqua Control Zero」は、
少し滑りが遅めで、止め性能も少しだけ強いマウスパッドを探している
「エイムスピードを少しだけ落としたい」
「コントロール性高めのバランスタイプマウスパッドを探している」
コントロール性が高いけど、扱いやすくて素直な操作感のマウスパッドを探している」という方におすすめのゲーミングマウスパッドです。


X-raypad

Aqua Control Zero

販売価格:3,490円(執筆時点)~